菓子・料理家として雑誌や書籍で活躍のほか、お菓子教室なども主催する渡部和泉さんは1児のママ。料理のプロが作る赤ちゃんごはんについて渡部家の食卓をのぞかせていただきました!
妊娠中のマイナートラブルのひとつが、便秘。私も悩んだひとりです。無理するのも嫌だし、薬に頼るのもちょっとなぁ……という時に、よく作ったのがこのメニュー。
食物繊維が豊富なさつまいもとりんご、プルーンのタッグは、かなり心強い味方です。おまけに砂糖を加えなくても素材本来の甘さが引き出されるので、妊娠・授乳期のおやつにもなるんです。
もっとデザートっぽくしたいな、という時は、バターとはちみつ、シナモンを加えてみて。出来たての温かいのも、冷蔵庫で冷やした2日目も、それぞれのおいしさがあります。
そうそう、マッシャーで潰せば離乳食にもいいんですよ。さつまいもがおいしくなってきた季節に、ぜひお試しを!
RECIPE
さつまいものプルーン煮
材料(4人分)
さつまいも1本、りんご1/2個、ドライプルーン2個、レモン汁小さじ1
作り方
- 1.厚手の鍋に、いちょう切りにしたりんご、ドライプルーン、皮ごと2cm厚さに切ったさつまいも、水1/2カップを順に入れ、フタをする。
- 2.中火にかけ、沸いたらフタをして弱火で20分ほど煮る。
- 3.さつまいもがやわらかくなったらレモン汁を加え、ザッと混ぜ、皿に移す。
※さつまいもの皮には栄養や抗酸化成分が含まれているので、ぜひ丸ごと料理してくださいね。
PROFILE
渡部和泉このライターの記事一覧
菓子・料理家。国際中医薬膳師。漢方薬メーカーや無添加食品会社の勤務を経て、独立。著書に「漬けるおかず便利帖」「季節の手づくりジャムの本」など。少人数のお菓子教室「atelier mel」主宰。
(制作 * エチカ)