イマドキ育児を徹底調査!ピジョン育児イマLABOvol.3

俺にしかできない仕事が家にある!「育児イマLABO」第2回・子育て中のパパたちが語る仕事と育児の両立、子育てハックとは

2019/11/8
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「育児イマLABO」第2回は、RoomClipを運営するルームクリップ株式会社の子育て中のパパ4名に、仕事と育児をどう両立しているのか、社内の状況はどうなのか、などをお話ししていただきました。社内は風通しが良く、子育てしやすい環境とのこと。その秘密にも迫ります!

第1回に続き、今回の「育児イマLABO」イベントもオンラインで行われました。

ーー皆さん本日はよろしくお願いします!簡単に自己紹介をお願いします。

川本
川本です!35才。家族構成は妻(35)、長男(9ヵ月)の3人家族です。妻は新聞記者で、育休中。今年12月に復帰なので、準備の真っ最中です。

平山
ルームクリップCTOの平山知宏と申します!創業期からずっとルームクリップのテクノロジー周りを全部見ております。34才です!妻は結構年下。子育て歴は3年と8ヵ月で、1人の息子がおります。

新井
ルームクリップコーポレート部門の新井です。現在4才、2才、0才の3人の育児に奮闘しております。

延島
延島です!現在33才で8ヵ月と2才1ヵ月の女の子を育てております。妻と4人暮らしです。

イベントの様子1

ーー最初の質問ですが、皆さんのように子育てをされている方は社内で多いですか?

新井
多いです、ざっと20人はいますね。0才児から、大学生まで、さまざまですね。

延島
50人規模の会社なので半分ぐらいが子育て中です!

川本
セールスチームは、営業6人中3人が子育て中で、全員男性。制作チームは、7人中3人が子育て中で、こちらは全員女性です。セールス・マーケティングチームは、3人中3人が子育て中。男性2、女性1のチームになっています。

イベントの様子2

こんなに自ら子育てしていることを発信する役員がいる会社は珍しい

ーー実際、お子さんの年齢もバラバラということで、それぞれ育児のスタイルも多様だと思うのですが、何か会社として工夫していることはあるんですか?

川本
制度化はしていなくて、割と自然にみんな子育てしているという認識ですね。

新井
固い制度があるというより、風土ですね。イクメンという言葉がなくなって、育児する男性が当たり前になったような感じです。

平山
各自、普通に子育てをしていて、必要な条件を都度提示しあってる感じですかね。

新井
もともと勤務形態がフレックス制度をとっているので、柔軟に働きやすい環境だとは思います。

川本
社内での連絡はSlackを多方面で活用しているのですが、セールスチームの女性メンバーが「平山さんとか蝦名さん(コーポレート担当の取締役で子育て中)のSlackでの発信は、かなり空気感を決めてると思う」と、感慨深げに言ってました。こんなに自ら子育てしていることを発信する役員がいる会社は珍しいって。

平山
そうだろうね。

ーーあえて固い制度とかを作るまでもなく、みんながお互いの状況を尊重しあって働ける環境ってことですね。

新井
リモート勤務中に、子どもと遊ぶので少し席外しますとか、誕生日だから早退しますとか。

川本
「相手をリスペクトする」っていうのは、割と社風に近いくらい徹底されていますね。

延島
新井さんたちがお子さんや家庭の事情で内輪のミーティングをリスケしていたり、蝦名さんが「明日は子どもの世話で在宅で、途中1時間くらい一緒に遊んだりするので抜けます」とアナウンスをしているのに感動して、「スクショ撮って妹に自慢しました」というスタッフもいましたね。

川本
もともと子育てとは関係なく、割と自立・自律して仕事する文化ではあって、「〇〇なので明日は休みます」「〇〇なので在宅します」を自分で決められる社風です。

イベントの様子3

創業メンバーに子どもが生まれて社風が変化

ーー御社のようなスタートアップってハードワークなイメージがあるのですが、比較的創業期からそのような風土があったんですか?

川本
こうなったのは偶然じゃなく、平山が作ってきた、と思っています。

平山
たまたま役員の1人(平山)に子どもが生まれて、たまたまその人が子育てにコミットしていて、たまたまそれが雰囲気として伝わるサイズ感の会社だった、という、すべて「たまたま」じゃないかしら。

川本
創業期の4人は大学時代の友人同士で、最初の頃はひどかったですね。昼過ぎに会社に来て、そのままダラダラと仕事して、夜飯みんなで食べて終電くらいで帰る、みたいな。

平山
もともと僕はむちゃくちゃな生活してましたね。

延島
子どもができてそのむちゃくちゃがピタっとやんだんですか?

平山
俺はピタッとやんだね。

新井
なぜ子育てにコミットしたんですか?スタートアップ企業は育児にコミットとかするイメージ、正直なかったですね。

川本
平山はマジでピタッと変わったよね。

延島
なんで?自分の意識の変化があったんですか?

平山
なんでって…いやー子育てって、相手が人間だからなー。相手ってのは息子ね。

ーーここまで変わるって、子どもができる前から想像してましたか?

平山
「きっと俺はそうなるだろうな」と思っていたので、子どもを作ること自体を避けてましたね(笑)。

新井
私もそれなりに育児にコミットしたいなと思っていて、育児は貴重な体験だろうと思っていたし、妻の人生もあるから2人でやるものだと思ってましたね。ちょっと美談すぎるかな。

延島
私と妻は実家が遠いということもあり、子どもができたら自分たちでやるしかないという環境だったので、生まれたら自分たちが変わることはある程度予想していました。

平山
育児にコミットしないのは悔しいという気持ちがありましたね。思うように生きてきたのに、思うように子どもと一緒に生きることができないなんて、そんなの嫌だなと。

川本
ハードワークすること自体が目的じゃなくて、仕事の目的はルームクリップを大きくすること、それに対してそれぞれのメンバーが自分なりの制約条件の中でバリューを発揮していく、っていうのが創業期から割と徹底していたというのはあるかなーと思います。という意味では、平山に子どもが生まれたから変わったというより、本質は前からあんまり変わってはいない気はします。ライフスタイルが変わっただけで。

イベントの様子4

会社でのパパたちの子育てハック。ツールを利用して行動を可視化!

イベントの様子5

川本
基本的にアウトプットやタスクが可視化されているのは大きいと思っています。カレンダーで皆がなんの打ち合わせをしているのかもすべてわかるし、タスクチケットというもので、やっている仕事量もわかる。

ーーでもある種、成果をしっかり達成するからこそ、柔軟な働き方ができるというのはものすごくフェアで、ものすごく合理性がありますよね。

川本
ここらへんはGoogleカレンダーやWrike、Salesforce、Redmine、Trelloなど、いろいろなツールがあることが大きいんじゃないでしょうか。成果も行動も可視化できて、変に管理しなくていい時代になったと思います。

川本
とりあえず、子どもが生まれて仕事関連で一番最初にやったのは、カレンダーの19時以降に「帰宅(相談可)」というスケジュールを入れたことですね。まずは、帰る時間に制約が生まれたことを全員に可視化しました。

新井
カレンダー押さえるのは有効ですよね。

ーーなるほど!事前にカレンダーでスケジュールを押さえてしまうのですね!

川本
とにかく「おれはこの時間は基本的に仕事できないぞ」ということを周知しました。これは平山や延島がやっていたのを真似しました。やってる人多いよね。

新井
私も水曜日16時以降「帰宅・お迎え」って入れました。

ーーめちゃ役立つ子育てハック!

イベントの様子6

妻とのスケジュール共有を含めた密なコミュニケーション

延島
他に子育てで工夫していることとしては、クライアントさんとアポ取りするイメージで、妻とスケジュール調整してます。結構シビアに。

川本
妻へのスケジュール共有は気にしています。社員と同じように。

ーーなるほど!ちなみにうちもGoogleカレンダー、妻と共有してます(笑)。

新井
たしかに、妻にGoogleカレンダーで予定を見えるようにしてますね。予定に「会食」って書くと、仰々しいと言われる(笑)。

川本
子育てって自分の環境が大きく変わるので、自分が消費者であることを再認識できるチャンスだなーと感じています。なんでこのアイテムを買ったのか、どうやって知ったのか、みたいなところに意識的になっているし、妻にもかなり細かく聞いています。「お名前スタンプどこで知ったの?」みたいな(笑)。消費者としての自分を意識することって仕事にも超プラスになるということはもともと感じていたので、積極的に消費者であろうと思っています。

ーーそこでの気付きを自社サービスにも反映していくみたいなことですね。

川本
ですです!

イベントの様子7

子育ては無理せず楽に!

川本
あとは、とにかく楽をすることに、夫婦ともども命をかけています。無理しないで、お金で解決できるところは解決します。離乳食もなるべく楽してますね。

ーー「無理しない」って子育てにおいてすごく重要ですよね!

川本
食事もミールキットを超活用してるし、洗濯乾燥機は超いいヤツにしました。

新井
楽になる投資は、ルンバ、ブラーバ、ダイソン、食洗機、洗濯乾燥機。あと、家事代行で掃除してもらってます。

川本
家事代行はまだチャレンジしていないけど、そろそろデビューしようかなーと。

新井
自動調理器もトライアル中です。とにかく、時間を捻出すること。

平山
プライベート話として、外部の支援サービスを使うというのはすごい大事になると思いますが、それも個人の選択・家族のあり方だと思っています。何の為の効率化なのかっていうところが重要なのかなと。例えば子育てを楽したいから効率化したいのではなく、子育てにより時間をかけたいから家事の部分を代行していくみたいなイメージです。

延島
たしかに!

新井
子育ては代行しない、っていうことですよね。

平山
そうなのよね、子育ては代行したくないのよね。

イベントの様子8

俺にしかできない仕事が家にある。自分にしかできないことをしっかりやるべきという発想がすべての仕事にある。

平山
そう。だから、会社を子どものために早退している理由は俺にしかできない仕事があるんですよね、家に。自分にしかできないことをしっかりやるべき、という発想がすべての仕事にあるかもしれないです。付加価値の高いことをやるという。子育てのこだわりは、子どもとよく話すことですねー。だから話す時間だけは絶対に確保ですね!

ーー平山さんは、お子さんと話す時間とか毎日決めているんですか?

平山
お風呂と朝の送りはまず絶対確保という感じですね。理想を言えば一緒に夕食なんですが、そこはちと無理だな、となったので、寝るまでずーーーっと話してますね。際限なく。

新井
朝の送りはうちもそうです。

延島
うちもお風呂と朝はそうです。

平山
とにかく僕は、「こいつ(子ども)が一体どういう人間なのか」を知りたいんですよね。

延島
反応が純粋だからこそ、刺激を与えたくなるし、いろいろ経験させたいと思いますね!

新井
朝保育園に送らないと、平日になかなか時間とれないんですよね。平山さんとこは、子どもは夜何時に寝ますか?

平山
子どもは俺が話すせいもあって超遅いですよ(笑)。22時とかざらにこえちゃって困ってます。

新井
それ。寝かせたいけど話したい、これジレンマです。

延島
何を話すんですか?

平山
話す内容なんてぐちゃぐちゃよ、相手は3才だから!でも不思議と笑う瞬間とか落ち込む瞬間はよく分かる。今朝ね、自転車屋からカブトムシとクワガタもらったんですよ。最初怖がってたけど、うち1匹、友達にあげたのが今朝死んでしまったと連絡あったんです。もう会えないことを理解した時の子どもの表情、感情はすごく印象的でした。

新井
「笑う瞬間とか落ち込む瞬間はよく分かる」…これできるようでけっこうできないんじゃないかな。

川本
話せるのうらやましいなぁ…うちはまだ小さいから、早く一緒に話したい!

子育てに参加する父親が増えた理由として考えられることとは?

ーー皆さんのように、お父さんが育児に参加される方が非常に増えてきていると思うのですが、その理由ってどういうことが考えられますか?

川本
外部環境としては、共働きが増えているってのはあると思います。

延島
あと、3世帯で住む家庭が少なくなってることもですね。

ーーなるほど。確かに男が育児参加しないなんていう状況がありえない、っていう環境も増えてきていますよね。

新井
ではなぜ共働きかっていうと、人口減の危機感とかでしょうか。いわゆるM字カーブの解消。あとはひょっとしたら「イクメン」という言葉が良かったのかもしれない。名前がつけられて、存在意義ができたのかも。

川本
情報量が増えているのはとてもいいことだと思います。社会環境の整備でも、やらないよりはやったほうがいいことがきちんと進んでいるのが大事かと思います。ちゃんとショッピングセンターにキッズスペースがあるとか。

平山
自分が子育てをちゃんとやらなきゃと思った理由は、そもそも人間が好きだというのもありますが、自分の妻のキャリアを大事にしようと思ったのも大きいですね。

新井
奥さんのキャリアは確かに大きいでしょうね。

ーー皆さん、今日はお忙しい中、ありがとうございました!

(左から)延島さん、平山さん、川本さん、新井さん(左から)延島さん、平山さん、川本さん、新井さん

ChatCast『イマLABO公式チャンネル』では、今回のインタビュー全文を紹介中です。
育児イマLABO Project EVENT Vol.2 〜子育てメンバーも多いルームクリップ社!自社が掲げるフェアネスな組織とは〜

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