イマドキ育児を徹底調査!ピジョン育児イマLABOvol.6

夫婦で一緒に仕事をしながら「イマドキ育児」を実践!そのポイントとは?「育児イマLABO」第4回・うえたに夫婦

2019/12/27
夫婦で一緒に仕事をしながら「イマドキ育児」を実践!... 夫婦で一緒に仕事をしながら「イマドキ育児」を実践!...

「育児イマLABO」オンラインイベント第4回は、夫婦イラストレーターユニット「うえたに夫婦」をゲストにお迎えし、お2人で一緒に仕事をしながら、家事・育児をどのように分担しているのか、お互いに協力するために気をつけているポイントなど、「イマドキ育児の実践」をテーマにお話しいただきました。

2人で一緒に仕事をしながら、家事・育児も分担

ーーまずは早速ですが、お2人のお仕事について簡単に教えていただけますでしょうか?

うえたに 夫
現在の仕事内容は大きく分けて3つあります。1つ目は著書の執筆、2つ目はイラストの受注制作、そして、3つ目はオリジナルキャラ・ビーカーくんのグッズ制作・販売です。

うえたに 妻
主に理系の夫がイラストを考えたり書いたりしていて、妻の私はイラストの着色やグッズ制作を担当しています。

ーーお子さんはおいくつですか?

うえたに 夫
先週3才になったばかりです。

ーーお仕事をお2人で一緒にしながら、家事・育児に関してはどのように分担しているか教えていただけますでしょうか?

うえたに 妻
息子は保育園に通っていて、家事育児の分担は半々くらいです。

うえたに 夫
僕の担当は、保育園への朝の送りとゴミ出し、皿洗いとたまに料理です。

うえたに 妻
私は、料理と保育園のお迎え、トイレ掃除です。トイレ掃除だけはなぜかやってくれませんでした(笑)。

うえたに 夫
2人でやる家事も多いです。2人でやる、というか交代でやるのは、子どものお風呂入れと掃除、洗濯と買い物などです。寝かしつけもですね。

ーーお2人の仕事の状況によって、どちらが何をやるのかを交代でやっている形ですか?

うえたに 夫
子どものお風呂入れや寝かしつけなんかは1日交代制って感じです。

うえたに 妻
どちらかが忙しいときは忙しくないほうがやるって感じです。

フリーランスになってから家事の分担は半々に

ーーお子さんが産まれてから、家事の分担は変化しましたか?

うえたに 妻
家事は子どもが産まれる前から半々だったと思います。夫が会社をやめてフリーランスになってから、2人で家にいるので半々くらい…となっていきました。それまでは、私のほうが少し家事負担が多かったかなと思います。

うえたに 夫
結婚当初は、僕も結構料理をやったりしていましたが、最近は料理はあまりできてないです。心境としては「料理は奥さんに」という風に変化しているかもしれません。

ーーその心境の変化の理由は何ですか?

うえたに 夫
一番の理由は、仕事に追われているというのがあるんですが、僕が料理をすると息子のことを考えずに自分の好きなものばかり作ってしまうから、というのもあります。

うえたに 妻
辛いスープとか作ってます。結局子ども用は別で用意しないといけないです(笑)。

うえたに 夫
あとは、おつまみ系の料理とか作っちゃうんですよね…。

育児は自分にとっての癒し

ーー旦那さんに質問なのですが、お子さんが産まれた直後と今で、育児に関する心境の変化はありますか?

うえたに 夫
産まれた直後は「奥さんの負担を少しでも減らしたい!」という感覚が強かったですね。まぁ、その当時は独立したばかりで仕事もあまり無かったという状況もあるのですが。今は、「育児は自分にとっての癒し」という感じです。

公園で遊んでいるイラスト

気を付けているのは「お礼を必ず言うこと」

ーーお2人は一緒にいることが多いと思うのですが、一緒にいるからこそ、育児分担で ”こういうポイントを気をつけている” ということはありますか?

うえたに 妻
夫が忙しくて今仕事がしたいという時間は、私が子どもの世話をして仕事してもらえるように、と思ってます。

うえたに 夫
僕は「必ずお礼を言う」ですね。

ーーお互いにコミュニケーションを取りながら、 ”仕事をしたいという時間” かどうかを把握しているのですか?それとも阿吽の呼吸みたいなところでしょうか?

うえたに 夫
そこは申告制ですね。だいたい僕が忙しくなってしまうんで、「今日晩御飯の後、1時間半ちょうだい」と言って、奥さんに子どもを見てもらったりしています。

うえたに 妻
阿吽の呼吸というか、締め切りなど共有しているので、「これは今日中にやらな、やばいよな…」という認識を2人でもっています。

うえたに 夫
あとは、本当に仕事的にせっぱつまっているときは、保育園が休みの日曜日に僕が外のコワーキングスペースに行ったりするときもあります。そういう日も奥さんに子どもを見てもらっていますね。

結婚後、自然と家事・育児を分担

ーー結婚当初や、お子さんが産まれたてのときに、お互いに家事・育児の役割分担に関して、 “こうして欲しい”“こうしていこう” 等の話はされましたか?

うえたに 妻
特にしてないですかね…。ゴミ出しなどは、結婚当初出勤時に「一緒に持って行って〜」と私が頼んだりしていました。私が面倒臭がりなので、積極的に家事育児を頼んでやってもらっていて、それが今では普通になっている感じかもしれません。

ーー自然な形で今の形になっているのですね!

うえたに 妻
とにかく積極的に家事育児に参加してくれるので助かってます。すごく!!

うえたに 夫
参加してるっていう感覚はないですね。仕事が半々なので、家事育児も半々が普通かなという感覚ですね。

ーー素敵ですね!お話を聞いていると、お2人はとても上手に家事・育児の役割分担をされてるなと感じるのですが、この辺は改善したいなということはありますか?

うえたに 妻
トイレ掃除やって欲しいです。たまにでいいから。「俺やるわ!」と…。

うえたに 夫
うーーん。

うえたに 妻
それ以外は本当にめちゃやってくれるんですけど。

トイレ掃除について

ーートイレ掃除は頑なにやらないのですね(笑)。

うえたに 夫
僕はトイレの汚れに鈍感なんですよ。

ーーなるほど。あまり気にならないということなのですね(笑)。

うえたに 夫
そうなんです。

夫婦2人のコミュニケーションも大切に

ーーお2人とも一緒にいることが多いと思うのですが、お子さんがいない時間に2人でコミュニケーションはよくとっていますか?

うえたに 夫
かなりとっている方だと思いますね。仕事を共同で進めていたりするので、仕事の話もよくします。あとは、今日はランチで外食しようという日は「今日は何食べに行く〜?」とか相談したりしています。

夫婦でお仕事をしている様子

うえたに 妻
集中したいときは「集中しまーす」と自己申告して無口になります。

家事・育児に積極的な父親が増えている

ーーお2人は、お互いが当たり前のように育児・家事をやられていて、まさに“イマドキ育児”をされていると思うのですが、周りの方の育児で参考にしていたり、逆に相談される事とかありますか?

うえたに 夫
イマドキ育児とは異なると思いますが、僕の実家は、父親がかなり家事をやるタイプなんですよ。こういうと母が「私が全部教えたんやで」と必ず言ってくるんですが(笑)。その父親の背中を見て育ったんで、男が家事をやることは自分的には自然なことなんですよね。

うえたに 妻
育休を取っていたり、父親だけで子どもを連れて外出したり、という人が周りに結構います。

うえたに 夫
僕がもともと勤務していた会社も「男性も育児にどんどん参加しよう」というような雰囲気がありました。なので、育休をかなり多くの男性がとってましたね。

ーーいいですね!そういう会社もどんどん増えていって欲しいですね。

やって欲しいことはきちんと伝えて、相手に体験してもらうことが大切

ーー今、お2人のように自然な形で、家事・育児をお互いが協力しあってやる夫婦を目指している方も増えてきていると思うのですが、そういう方々にお2人から何かアドバイスいただけますでしょうか?“こういうことをするとうまくいくのではないか”みたいなことがあれば教えてください。

うえたに 妻
すごく単純ですが、やって欲しいことは「察して」ではなく、口に出して直接「言う」のがいいと思います。あと、自分がやっててしんどいーと思うことは、相手にも経験してもらう(笑)。

ーートイレ掃除とか(笑)。

うえたに 妻
ですね!(笑)そうすると、たとえそれをやってもらえなくても、苦労は認めてもらえるかなと。なので、あ、これやってくれてると思ったら、「ありがとう」とこっちも積極的に言うといいですね。

うえたに 夫
トイレ掃除…やるようにします…。あと、僕からのアドバイスとしては、奥さんにも子どもとの時間を楽しんで欲しいと思ってます。そのためには、奥さんにも余裕のある時間が必要だと思うので、自分がどんどん家事をしてその時間を作ると良いです。うまく表現できないですけど。ただ、僕がフリーランスで、家で仕事しているという今の状況があるからできることではあるんですけどね。

ーーお2人とも素敵なアドバイスありがとうございます!今日は貴重なお時間をいただき本当にありがとうございます!

うえたに夫婦ロゴイラスト 奈良県出身・神奈川県在住。化粧品メーカー資生堂の元研究員の夫と理系ではない妻の夫婦で活動しているユニット。オリジナルキャラクター「ビーカーくんとそのなかまたち」グッズの制作・販売をはじめ、最近では理系の知識を活かして「理系イラストレーター」としても活動中。主な著書に「ビーカーくんとそのなかまたち」「ビーカーくんのゆかいな化学実験」「ビーカーくんとすごい先輩たち」(誠文堂新光社)、『ビーカーくんと放課後の理科室』(仮説社)、「ピカピカヒーローせっけんくん」(PHP研究所)、「ザ☆単位のマンガ」(大和書房)などがある。

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