商品開発の現場へ!ピジョン商品開発メンバーに聞いてきました!vol.14

種類がたくさんあって迷ってしまう赤ちゃん向けスキンケア商品。その使い分け方とは。

2020/12/11
種類がたくさんあって迷ってしまう赤ちゃん向けスキン... 種類がたくさんあって迷ってしまう赤ちゃん向けスキン...

赤ちゃんの肌はもちもちしていて、気持ちよい反面、敏感ですぐにあせもや肌あれになってしまったりするため、スキンケアが必須ですよね。ただ、お店に行くと、スキンケア商品がずらっと陳列され、どれを買えばよいか悩んでしまいますよね。。。そこで、ベビー専門のスキンケア商品を開発されている、ピジョンホームプロダクツ株式会社の植松さんに使い分け方を教えてもらってきました。

―種類がたくさんある赤ちゃん向けスキンケア商品の使い分け方

ローション、クリーム、ワセリン、オイル…店頭には、赤ちゃん向けのスキンケア商品は種類がたくさんあってどれを使うべきか悩んでしまいます。。。どのように使い分けるべきでしょうか。

植松さん
赤ちゃんの肌のスキンケア方法として基本的なことは、たった2つです。

1つ目は、赤ちゃんの肌は、水分量がとても少ないので、肌に水分を補給してあげること。
2つ目は、油分でフタをし、肌のバリア機能を助けてあげること。

スキンケア商品は薬のように直接肌あれを治してくれる訳ではありません。上記の2点をケアしてあげることで、自然に肌のコンディションを高めるものなのです。

この基本をもとに、どのようにスキンケアをしてあげるか、というアプローチ方法が異なることが、スキンケア商品の種類がたくさんある理由となります。それぞれの商品の特徴はこちらの内容となります。

(1)ミルクローション
一番伸びが良いので、全身に塗ってもらうのに、一番適しているスタンダードな商品です。水分量が他のスキンケア商品に比べて多いので、赤ちゃんのお肌の水分を補ってあげる意味合いで利用してください。
塗る量の目安としては、肌がテカる位バシャバシャと塗ってあげるのが理想です。塗った後に肌にティッシュがくっつく位が目安です。たっぷり目が基本ですね。

ピジョン ベビーミルクローション 120g
ピジョン ベビーミルクローションうるおいプラス 120g

(2)クリーム
ローション程ではないですが、ある程度の水分が含まれています。油分も含まれているので、保湿した肌にフタをすることもできます。
赤ちゃんはじっとしてくれている訳ではなく、動き回りますので、あれもこれも、とスキンケア用品をたくさん塗るのは、大変だと思います。伸びの良さはローションにかなわないのですが、クリームは水分も油分も含まれており、メインで使っていただくには使いやすいかと思います。

ピジョン ベビークリーム 50g

(3)ワセリン
すべて油分なのでベタつきは多少気になるかもしれませんが、肌の保護効果が一番高いので、肌を乾燥から守ってくれます。バリア機能が足りずに、肌が荒れてしまう場合には、適しているスキンケア用品ですね。肌をバリアする=中の水分が失われない=肌がきれいになる、というアプローチ方法です。
ワセリンが最強アイテム!と伺うことも多いのですが、肌を保護するというアプローチ方法としては、クリームも同じですので、ベタつきが気になるという方は、クリームをご利用頂き、回数を増やしてあげるというのでもよいかもしれません。

ピジョン ピジョンワセリン 60g

(4)オイル
耳や、おへそなどポイントのお掃除に利用頂けます。おすすめのシーンはそういったポイントケアですが、ワセリンよりもべたつきは少ないので、 全身にもさらっと塗り広げられ、普通のスキンケアとして利用頂くことも可能です。

ピジョン ベビークリアオイル 80ml 

スキンケア用品は、これ1つだけで!と決めてしまうのではなく、例えば、ローションは、さっぱりしているので、夏場の利用に、冬場の乾燥の季節には、クリームを使う、と使い分けて頂くのもよいですね。ただ、やはりクリームは伸びがローション程ではないので、おすすめは、ローションを全身に塗ってあげた後に、特に乾燥しやすい部分やひじやひざなどカサつく部分にはクリームでフタをしてあげる、という使い方が一番よいかと思います。

あとは、毎日続けることが重要です!赤ちゃんの肌との相性もありますので、肌の様子を見ながら、毎日続けられるスキンケア用品を試してみて頂ければと思います。
ただ、スキンケアと肌との相性という場合もありますが、乾燥しやすいなど肌の状態も関係していることがあります。肌の乾燥が続く場合には、スキンケアを行う回数を増やして、肌の調子が良くなる場合もありますので、色々と赤ちゃんの肌の状況に合わせて試してもらうのがよいと思います。

赤ちゃんの肌で荒れやすい場所など気にしてあげるべきところはありますでしょうか。また、どのようなアプローチでスキンケアしてあげるのがよいですか?

汗がたまりやすい場所ですね。ひざの裏とか、首の周りなど、しわになってしまう部分は、荒れやすいです。後は、ほっぺも乾燥にさらされたり、よだれなど外部刺激にもさらされバリア機能が落ちやすい部分なので、荒れやすいです。
肌が赤くなっていたり、白っぽくカサカサしている部分は肌が荒れ始める目安なので重点的にケアしてあげるとよいですね。

また、乾燥肌は、保湿不足の場合もありますので、1日1回のスキンケアで良くならない場合でも、複数回保湿を試して頂いて様子を見てあげてくださいね。

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