吉田朋代

子育てエール!専門家による、ママパパ応援コラム

vol.11

~はじめての出産を迎える方へ~ おしるしから出産までの体の変化

はじめてのママ達は、出産について分からなことだらけで不安に感じることも多いですよね。ここでは、おしるしから赤ちゃんが生まれるまでの間に、ママの身体に訪れる変化をご説明します。

~はじめての出産を迎える方へ~ おしるしから出産ま... ~はじめての出産を迎える方へ~ おしるしから出産ま...

出産までに、ママの身体に訪れる変化とは?

お産が始まる前の合図として、「おしるし」「陣痛」「破水」という3つの合図が挙げられます。合図の順番は人によって異なり、またすべての合図が必ずくるというわけではありません。

【おしるし】分娩が始まる前に、血の混じったおりものが下着につくことがあります。これが”おしるし”で、子宮口が開き始めた兆候であり、一般的にまもなく分娩が始まる合図です。おしるしがなく分娩となることも多いです。

【陣痛】陣痛の感じ方は人それぞれですが、初めは生理痛のような痛みやおなかを壊した時のような痛みを下腹部に感じる人が多いです。この痛みが強く、間隔が短くなってきたら分娩が進んでいる証拠です。痛みは腰や骨盤の方へ向かっていくようになり、だんだん子宮口が開いていき、赤ちゃんが下の方へと降りてきます。この時期を分娩第一期といい、初産婦さんで約10~12時間、経産婦さんで約4~6時間かかります。陣痛が10分ごとに周期的に起こるようになると、分娩の開始です。

【破水】陣痛が強くなると羊水を包む膜が破れて外に出る”破水”が起こります。破水は陣痛の前に起こることもあるので、その時は病院に連絡が必要になります。

子宮口が全開となり、陣痛は1~2分間隔となると、いよいよ赤ちゃんと会えるのはもうすぐです。
助産師さんや医師の指示を聞きながら、陣痛に合わせていきみ、赤ちゃんを少しずつ外へ押し出していきます。私もそうでしたが、いきむことができると痛みの感じ方は少し和らぎます。
赤ちゃんが生まれると、その後5~30分程度で胎盤がでてきます。その際軽い陣痛のような痛みを感じることもあります。

出産までのこころの準備

出産は急に始まることも多く、慌ててしまうこともあるかもしれません。こころの準備をしておくことで、ゆったりとした気持ちでお産を迎えたいですね。

妊娠中期には:
お産のおおまかな流れを予習・復習しておくとよいでしょう。
母親クラスや経産婦さんの話を聞いたりして出産のイメージを持っておくと、いざ出産となった時も心強いですよ。 出産時になるべくリラックスするためのラマーズ法やソフロロジーなどの呼吸法を練習したり、バースプランがたてられる病院などでは分娩時の希望を考えておくのも心構えの一つです。
また、お産の後すぐ必要になるもの(パジャマや産褥下着など)を早めに用意しておけるといいですね。

妊娠後期には:
まだ大丈夫、と思っていても急に破水が起こってしまったりすることも多いもの。
外出先には母子手帳と、かかりつけの産婦人科の連絡先は必ず控えて持っていくようにしましょう。突然の破水などにも備えて、タオルを持ち歩くのもいいですね。陣痛が起こったら、連絡する人、病院の電話番号、病院へのタクシーや運転を頼む人への手配など、整理して頭の中でシュミレーションしておくと、陣痛の痛みのなかでも慌てずにすみます。病院に持っていく入院セットも、早めに準備しておきましょう。

最後に

お産は怖いと思われる方もいるかもしれませんが、もうすぐ赤ちゃんに会えるのは大きな喜びですね。
出産時に起こりうることを知り、準備をしておけば、心強いです。リラックスしているとお産もスムーズになりやすいものです、落ち着いて出産に臨みましょうね。

吉田朋代

PROFILE

吉田朋代このライターの記事一覧

小児科医。
名鉄病院、名古屋赤十字病院など勤務、小児科専門医の資格所持。

NEW 新着記事はこちらから

RANKING アクセスが多い記事をランキング形式でご紹介。

コモドライフ編集長NOTE