先輩パパとママに聞きました!vol.26

“やっと産まれたのね……!” 激痛に耐えた帝王切開での出産

2017/4/26
“やっと産まれたのね……!” 激痛に耐えた帝王切開での出産 “やっと産まれたのね……!” 激痛に耐えた帝王切開での出産

パパと愛息子・樹(いつき)くんと愛犬・ペン。3人と1匹で暮らすやまもとりえこさんに、里帰り出産をしないで挑んだ出産の思い出について伺いました。

ーー今回は出産のお話について伺います。まず、産婦人科はどのようにして選んだのですか?

やまもと
里帰り出産をしないと決めていたので、自宅から徒歩5分と、最も近い産婦人科を選びました。

ーー里帰り出産をしないと決めたのはどうしてですか?

やまもと
新生児という貴重な時期を、夫と過ごしたいと思ったんです。産後のための準備は妊娠中から入念にやっておくことは必要でしたが、小さな小さな赤ちゃんを毎日見て、抱っこできたのはとっても嬉しいことだったと夫が言っていました。

夫は、週末はいつも沐浴をしてくれました。手が大きいので、頭をすっぽりと支えることが出来、沐浴は私より何倍も上手で、息子はいつも気持ちよさそうな顔をしてご機嫌でした。

この時間だけは、(息子が私の手を離れていたから)1人になってホッとできる貴重なひとときだったので、いつの間にか私の口癖は「週末まだかなぁ~」になっていました。今も、夫と息子が一緒にお風呂に入っている間はボーッと出来る至福の時です。

スタートから夫婦で子育てに向き合えたことが何よりよかったですね。夫婦の絆も深まったように感じます。

ーー出産のときの思い出深いエピソードも教えて下さい。

やまもと
出産は帝王切開でした。逆子体操を頑張ってはみたものの、結局最後まで逆子ちゃんだった息子。帝王切開は、局所麻酔を打って出産するので、痛さもさほどなく、あっという間に赤ちゃんが産まれてくると聞いていました。が……実際はとんでもない!

麻酔をかけて、手術が始まって、先生が逆子を正常な状態になる様に回転させてくれようとしたのですがもう、それが痛くて痛くて、何度も「もう結構です」と言おうと思ったか。頑張って下さったものの、そのまま帝王切開が始まりました。

それからはもう、先ほどと比べ物にならない程痛く、何度も意識が飛びそうになり、呼びかけられて、現実に呼び戻される、意識が遠のく、呼び戻される、その繰り返しでした。喉が渇き、呼吸が上手くできず、早く赤ちゃん出てきて、とにかく私を楽にしてー!!と心の中で叫び続けていました。

ーー帝王切開は麻酔を打つので、術中は痛いというイメージがあまりなかったのですが、大変だったのですね。

やまもと
先生や助産師さんに直接そう言われたわけではないのですが、おそらく、私が麻酔が効きにくい体質だったのではないでしょうか。私の周りで帝王切開で出産した方々からは、術中はほとんど痛みを感じなかったと聞いていたので、私の体験はとても稀だったんだと思います。いつか、同じ思いで帝王切開を受けたお母さんに出会えたら、手を取り合って笑いながら良いお話ができると思います(笑)。

赤ちゃん

ーーそんな痛みに耐えながら、ようやくお子さんに会えたときは、どんな気持ちでしたか?

やまもと
やっと産まれたのね……とホッとしました。産まれて2分くらい呼吸が上手くできず泣かなかったので、痛みを堪えながら、心配していました。泣き出した後、一瞬だけ顔を見せてもらったのですが、助産師さんから眼鏡を渡してもらう予定が叶わず、処置を優先。当日はちゃんと顔を見ることができませんでした。でも夫から、「元気に泣いてたよー」と報告をもらい、安心して眠ったのを覚えています。

ーー今こうして出産のことを思い出されていかがでしたか?

やまもと
改めて妊娠中と出産時を思い出すと、思わず顔が引きつってしまいますが(笑)、その辛かった日々、時を振り返ると、今の大変さなんて、大したことないなあと思えます。そう思える日の為の試練だったのかもしれませんね。

やまもとりえこ

PROFILE

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男の子のママ。犬と暮らし始めたことをきっかけに写真を撮り始める。趣味は写真を撮ること。息子と愛犬との日々を写真に収め、日々Instagramにアップしている。
https://www.instagram.com/penittsuhouse/

(制作 * エチカ)

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