先輩パパとママに聞きました!vol.56

赤ちゃんと一緒に退院できなくても、母乳育児をあきらめない!

2018/8/23
赤ちゃんと一緒に退院できなくても、母乳育児をあきら... 赤ちゃんと一緒に退院できなくても、母乳育児をあきら...

赤ちゃんが小さめに産まれて、一緒に退院できないなど、直接母乳をあげられない時は、母乳育児をあきらめなくてはいけないの?いえいえ、そんなことはありません!実際に赤ちゃんに直接母乳をあげられなくても、母乳育児を続けてきた先輩ママさんにお話を伺いました。

小さめに産まれ、直接母乳をあげられない

2人目の妊娠中に妊娠高血圧症候群になり、自然分娩で出産しましたが、赤ちゃんは2072gと小さめに産まれました。呼吸が安定しなかったので、赤ちゃんはしばらく保育器の中。直接母乳をあげられなかったので、助産師さんに手でさく乳するやり方を教えてもらいました。

3時間おきに手でさく乳したのですが、まだあまり母乳が出ないのに絞り出すので、本当に大変でした。さく乳が終わったときには、おっぱいがあざだらけになるほど、力を込めなければならなくて。手でのさく乳では、続けるのは難しいと思っていたのですが、産後5日目に電動のさく乳器を病院で貸してもらったら、本当に楽にさく乳できて驚きました!これなら続けられると思い、産後6日目に退院したらすぐに電動さく乳器を買いに行きました。

3時間おきにさく乳して、冷凍母乳を病院へ

私は退院できましたが、赤ちゃんはまだ保育器から出ることができず、しばらく入院することに。退院してからも、3時間おきにさく乳して、母乳をフリーザーパックに入れて冷凍して、毎日病院に持って行きました。電動さく乳器がなければ、絶対に続けることはできませんでしたね。電動ならば、うたた寝していてもさく乳できるほど楽でした(笑)。ずっと哺乳びんで母乳を飲んでいたのですが、直接あげられるようになったのは、産後3〜4週間後くらいでしょうか。ようやく標準の出生体重まで増えたころだったと思います。

初めて直接母乳をあげた時は、おっぱいから飲んでくれるか不安でしたが、前後で体重を量ったら、母乳をあげた後のほうが体重が増えていたんですよ!しかも、哺乳びんであげたときよりも体重が増えていて、私のおっぱいからたくさん飲んでくれたんだ、と嬉しくなりました。これからもしっかりさく乳して、母乳育児を続けよう、とやる気になりました。

先輩ママさん1

2ヵ月で退院、4ヵ月で母乳育児が軌道に

それからも毎日さく乳した母乳を運び続け、ようやく赤ちゃんが退院できたのは2ヵ月後。体重は3800gくらいまで大きくなりました。家に帰ってきて、毎回直接おっぱいから母乳をあげられるようになったのですが、今までさく乳していたほどにはたくさん飲んでくれなくて、母乳が余るんですよね。それで、しばらくは授乳の後にさく乳していました。 授乳の後にさく乳しなくても大丈夫になり、軌道に乗ったのは産後4ヵ月ごろだったでしょうか。それからは、おなかが空いたらサッと母乳をあげられて、それでママも赤ちゃんも満足、という母乳ならではの楽な面を感じることができるようになりました。

ポジティブなパパのエネルギーは、ママにも赤ちゃんにも!

赤ちゃんが小さく産まれて、最初はもちろん不安でいっぱいでした。1人目の長女が通っている保育園に妊娠中も送り迎えして通っていたので、みんな2人目が産まれたことを知っているのに、赤ちゃんを連れて保育園に行けないことに少し引け目を感じ、保育園から足が遠のいてしまったこともありました。1日ごとに容態や体重に一喜一憂していた時期もあったのですが、少しずつ前進していたことはわかったので、だんだん不安は解消していきましたね。同じような境遇の方のブログもよく見ていて、ひとりじゃないんだ!と、励まされていました。

また、我が家の場合は、パパがとってもポジティブで助かりました。私の気持ちに波があって、悲観的になって落ち込んでいると、「絶対に大丈夫!2人の子どもなんだから!」と、一度もブレることなく言ってくれました。大丈夫!とパパが信じていると、そのエネルギーが私にも伝わって、大丈夫!と思えるんですよね。そのエネルギーは、小さな赤ちゃんにもきっと伝わっていたと思います。

赤ちゃんが家に帰ってきてからは、長女の面倒をパパが見てくれたので助かりました。例えば授乳中、きちんと飲んでくれているか不安だったので集中したいのですが、長女がちょっかいを出してくると集中できないですよね(笑)。そんな時、パパが一緒に遊んでくれました。

先輩ママさん2

母乳育児をあきらめないで良かった!

5ヵ月になった今はすっかり元気で、母乳をゴクゴク飲んでくれます。赤ちゃんの方からおっぱいを求める仕草をしてくれると、たまらなくかわいくて、母乳育児をあきらめないで本当に良かったと思います。

もし今、直接母乳をあげられなくてつらいママがいたら、大変かもしれないけれど、ポジティブな気持ちで自分なりの母乳育児を楽しんで欲しいと思います。気持ちが沈んでいると、そのマイナスのサイクルに入ってしまって、つらい気持ちがますますつらくなってしまいます。頼れる人がいたらしっかり頼ってください。赤ちゃんにはいろいろな個性があります。あまり落ち込まず、個性のひとつだと思って、赤ちゃんなりの成長を見守ってくださいね。

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