先輩パパとママに教えてもらいました!vol.6

1才からの親子でアート遊び「クシャクシャ新聞紙で変身コーディネート」

2016/6/7
1才からの親子でアート遊び「クシャクシャ新聞紙で変... 1才からの親子でアート遊び「クシャクシャ新聞紙で変...

現在子どもたち向けに「アートワークショップ」を行っている池田朗子さんは、ママになる前からもご自身もアーティストとしても活躍。子どもと楽しむアートライフ、今回はそろそろお片づけが出来るようになったら楽しめる親子遊びを教えていただきました!

雨の日、子どもとふたりっきりで家の中で過ごすのは案外ストレスを感じるものです。そんな日に、家族一緒に発散する為に使っていたのが、「新聞紙」。もう、この日は「かたづけはしない!」って気持ちになって取り組みます。私が「雨だから、お部屋でビリビリ遊びだよー」と言いながらビリビリ破いていくと、息子は目を丸くしてビックリ。その音のおかげか、大人も雨のうっとうしさが少し和らぎます。日頃のストレスをこめて、力一杯ちぎるのもアリ!子どもも楽しそうに、ビリビリと破ったり、クシャクシャと丸めたり。

くしゃくしゃの新聞紙

小さな我が家リビングはあっという間に紙ゴミだらけ。「いつもとは違う異空間だわ!」と開き直って作業をつづけます。息子の洋服にちぎって出来た新聞紙の帯をセロテープ※1を使ってぺたぺた貼ってやります。完成形が見えなくても気にせず、ただただくっつけていくのも楽しいです。スキンシップにもなり、子どもの機嫌も上々。腕にフリンジのように付けてあげると動かした時に揺れるので喜んでいました。

くしゃくしゃと丸めた新聞紙をふんわりとカタチをイメージしながらセロテープで固定して三角帽子なども作ってみたりもしました。少々難易度が高いのですが子どもの頭は小さいので、土台になるカタチを作ったら、子どもに被せてしまい、そこからくっつけていく感じでカタチをつくっていきました。子どもにジッとさせるのが最大の難所ですが、これも抱っこしたり「ツノをつけるからジッとして!」と声かけしたりするだけで、共同制作している気分に。

三角帽子!

雑巾を絞る要領で、クシャクシャの新聞紙で「縄」を作ると、どんどん広がります。端っこと端っこをセロテープで止めれば、そのままねじり鉢巻きに。縄を繋げて長くすれば、大きなリボンや大きなメガネなんかもできます。子どもと一緒にお母さんも変装!子どもが飽きてきた頃に、ゴミ袋※2をだして「今度は競争!」と、ゴミを集めるのも遊びにしてしまう。思い通りにいかないこともあるけれど、ノってくれてお片づけが成功したらラッキーってな感じがちょうど良いようです。※3

ツノのような頭飾りに大興奮

小さな子どもとの生活は、自分のペースで動くことが難しく、いつも子どものご機嫌をうかがって行動することが多くなりました。お母さんの私自身が子どもと居ながらにして、一緒に楽しみ、たまには主導権をとって共同制作する時間をつくることで、気楽になり「(お世話をする)大人」目線から、ちょっと視線を変えられる気がしました。「今日はどんな色が気分?」「面白い形になるかな?」と、一緒にいる大人主体で考えてみると、かえって目の前の子どもの色への興味や造形遊びにつきあうのが楽しくなるのではと考えています。思いきり大人が自ら楽しむと案外子どもも新しい体験を面白がってくれるかもしれません。

お子さんが新聞などをお口にいれないように目を配って下さい。大人も無理せずがポイントです。

池田朗子

PROFILE

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アーティスト。京都市立芸術大学大学院修了後、ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート&デザイン修了。国内外での個展・グループ展のほか、こどもからおとなまで、鑑賞者の為のワークショップを美術館他で、おこなう。2008年に作品集『光景―their site/your sight』(青幻舎)を出版。現在は子どもたちに絵や粘土工作の指導を行う。

(制作 * エチカ)

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