写真好きのママ・aoxdaysさんに伺う我が子との思い出エピソード。第3回は息子の“おもちちゃん”の新生児期の思い出について聞きました。
ーーお子さんと一緒に初めて自宅に帰った日の様子を教えてください。
aoxdays
退院の日は、その日に着せようと楽しみにしていた服を着せて、同じく用意していた帽子をかぶせました。買ったときにはなんて小さいんだろうと思っていた服や帽子はまだまだぶかぶかで、赤ちゃんって本当に小さいんだなあと当たり前なのに改めて驚いた記憶があります。
病院から家まではタクシーで帰りました。ふわふわのおくるみ(おくるみにもなる上着)に身を包んだ小さな小さな息子を落としてしまったりしないように大事に抱えて帰りました。外での抱っこは初めてだったのですごくドキドキしました。でもこれから始まる家族での生活が楽しみでわくわくして自然と笑顔になってしまうような、とても不思議で幸せな気持ちでした。久しぶりに愛犬に会えることもすごく嬉しかった。どんな反応するかな?仲良くなれるかな?と楽しみで仕方ありませんでした。
ーーわんちゃんの反応はいかがでしたか?
aoxdays
家に着くとすぐに駆け寄ってきて、私よりも息子のことをくんくんくんくん、おろしてー!見せてー!と言うような感じで目をキラキラさせて2匹で嬉しそうな顔で私の腕を手でかりかりしていました。かがんで見せてあげるとまたまたくんくんくん……ベッドに寝かせに行くとついてきて、息子が目を覚まして泣くと一目散に駆け寄っていました。
ーー赤ちゃんと犬との生活で何か気をつけたことはありましたか?
aoxdays
もともと穏やかな優しい性格の子たちだったので、初めは特に特別気をつけていることはありませんでした。顔や手を舐めることは念のため気にしていましたが、愛犬たちが息子の傍に行くときは、見守るようにしていました。
ーー産前には母親学級や両親学級には参加されていましたか?学んだことは実際役立ちましたか?
aoxdays
産院で開催していた両親学級に参加しました。夫が妊婦体験(エプロン型のおなかがついたものをつけて重さを感じる)をして「こんなに重いんやなあ……これは大変や」と真剣な顔でつぶやいていたのを覚えています。
これは最初からスムーズにできた、と言うのはおむつ交換や沐浴、授乳後のげっぷ出しでしょうか……と言うのも私には9才下、13才下の二人の弟がおり、自分も母に代わってお世話をしていたのでそのときの経験のお陰で戸惑うことなく、むしろ懐かしい気持ちと今は自分の子どもにしているんだなあという何とも言えない感慨深い気持ちでこなしていました。おむつ交換は保育士だったこともあり特に慣れていたかもしれません。
ーー逆にこれは大変だった〜ということはありましたか?
aoxdays
授乳ですね。
私は母乳がよく出るタイプで、すぐに胸が張って痛くなったり、パットをしていてもすぐに漏れてしまったり、寝ていたら噴水のようになって服も顔もびしょびしょになってしまったり……。それでも私が慣れていないこともあり、息子はなかなかしっかり飲むことができなくて。
片方のおっぱいを飲ませている間に寝てしまうので、もう片方は張ってしまって息子を寝かせてから自分でさく乳し、一緒に眠ろうとしてしばらくするとおなかがすいてまた起きて……の繰り返しの頻回授乳でした。記録を見ていても1時間から1時間半ごとくらいで。
自分がいつ寝ているのか、大袈裟ですが、朝なのか夜なのかわからなくなるようなサイクルでした(笑)。
でもなかなか睡眠が取れなかった割には元気だったのかな?と思います。眠たい、ということ以外は不調は特になく、自分自身の産後の健診もとてもスムーズでした。持病があったのでそちらも気になっていましたが、悪化したりすることもなく比較的落ち着いていました。(後編につづく)
PROFILE
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2014年生まれの男の子のママ。息子と過ごす日々のくらしを写真に撮り、SNSにアップしている。
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(制作 * エチカ)