先輩パパとママに聞きました!vol.88

「次女の出産の日の思い出」

2019/7/2
「次女の出産の日の思い出」 「次女の出産の日の思い出」

ぬいぐるみ作家「サリークシー」として活動するやまがたゆりかさんの子育てエピソード。第2回のテーマは「2人目の出産」です。

ーー2人目を出産されるとき、産院はどのようなところを選びましたか?

やまがた
1人目は普通の産婦人科で出産しましたが、2人目のときは、長女を出産に立ち会わせたかったのと、畳の上で出産するという助産院の出産スタイルに漠然と憧れがあったので助産院を選びました。

1人目も2人目も共通していたのは、「立ち会い出産ができる」というところ。出産を私だけのものにしたくなかったですし、産みの苦しみを旦那にも一緒に感じて欲しいという思いがあり選びました。

2人目のときは、長女も立ち会いました。子どもを出産に立ち会わせることには賛否があると思いますが、私は長女に「出産」という誰しもが通ってきたこと、自分もこうして生まれてきたということを知ってもらいたかったんです。

ーー出産の日の思い出をお聞かせください。

やまがた
1人目のときは、7時間と初産としては比較的短時間で生まれたのですが、それでも3428gと大きめだったので苦労しました。分娩台の上で力んでも全く出てくる気配がなく、「これ本当に出てくるのー!」と叫んでしまったら、看護師さんに「出てくるからここにいるんですよー」と笑いながら返されてしまったことを憶えています(笑)。

それに対して2人目は、軽い陣痛がきたタイミングで助産院に連絡したところ、念のため来るようにと言われ向かいました。到着して布団の上にスタンバイできたら、もうあっという間で、「すぐに出てきた!」という印象でした。実際に2時間かからなかったようです。

長女と次女

ーー陣痛の間、上の子はどのように立ち会ってくれましたか?

やまがた
私が陣痛で苦しんでいる姿を見て、小さいながらも“ママのために自分も何か役に立つことをしなくては……”と思ったみたいで、ゼリー飲料を持ってきてくれました。蓋があいてないまま一生懸命私の口に入れようとしてくれて(笑)、そんな姿が愛おしかったです。長女も私と一緒に頑張ってくれているのだと感じて、とても頼もしく、勇気づけられました。

ーー旦那さんはいかがでしたか?

やまがた
陣痛中は私に「大丈夫?どこが痛いの?」と心配して質問ばかりしてきて、つい「おなかに決まっているでしょ!」と言ってしまったなんて思い出もありますが(笑)、ずっと側で付き添ってくれました。出産後に感想を聞いてみると、「出産に立ち会ってよかった」「子育てをしていくうえで責任感が出たから、父親は立ち会うべきだ」と言っていて、とても感動したようです。

ーー2人目が生まれた瞬間の、上の子の反応も教えてください。

やまがた
陣痛中は比較的冷静で頼もしかった長女でしたが、やはり出産がどのようなもので、赤ちゃんの様子がどんなものなのかまでは想像ができていなかったので、生まれた瞬間の次女を見て、「想像を超えた生き物(赤ちゃん)が出てきた!」といった様子で、面食らった顔をして泣きました。

私は、長女のその「なんじゃこりゃー!」というような顔と、あまりの驚きように笑ってしまいました(笑)。

ーーお子さんと初めて対面したとき、どんなお気持ちでしたか?

やまがた
1人目のとき、子どもが何一つ持たず裸でこの世に出てきたことに驚きましたが、2人目のときも同じでした。冷静に考えたら当たり前のことですが、その潔い丸腰状態に「この世に自分のものは自分しかないんだ」と教えられた気がします。そして、今までこの世に存在していなかった人が私から生まれた神秘に心打たれました。

ふにゃふにゃの赤ちゃんを胸の上に乗せてもらったとき、自然に涙があふれてきて言葉にならない幸せな気持ちに満たされました。

和室の布団の上で、家族全員で臨んだ出産は、大切な思い出です。

ちいさな手と手
やまがたゆりか

PROFILE

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2011年2月12日生まれと、2012年9月25日生まれの2人の女の子のママ。ぬいぐるみ作家「サリークシー」として活動。
https://www.instagram.com/sariikusii/

(制作 * エチカ)

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