パパ芸人山西章博「初めての育児は、わからないことだらけ!」vol.7

授乳生活での旦那のスタンス

2020/1/9
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お笑いコンビ「夫婦のじかん」の山西章博さん。相方でもありイラストレーターでもあるママが生活費を稼いで、パパが家事をするライフスタイルをブログやSNSで発信中です。パパ芸人山西さんが、わからないことだらけの初めての育児について書き綴ります。

奥さんは息子が産まれる2ヵ月程前から産休を取り、産まれてからも1才くらいまでは基本的に仕事を入れないように育休を取っていました。産休や育休と言っても僕たちはサラリーマンでは無いので、何か手当てがある訳でもなくただただ仕事を休んでいる状態でした。

しかも僕たちはコンビなので、相方である奥さんが稼働できないとなると自然と僕も暇になります。仕事も少なくなったし、なにより子どもも産まれたので少しでも稼ごうと思いバイトを入れるようになりました。僕はそれが家族のためになると思っていたのです。

しかし、ある日奥さんから「バイトに行くより育児を手伝って欲しい」と言われました。

日雇いの清掃のバイトだったので、朝早い時間から家を出て、終わりの時間は大体夕方6時くらい。でも現場がバラバラなので、家に帰ると夜の8時過ぎになったりもしました。その間奥さんは1人で慣れない育児をしています。

息子は僕が家を出る早朝にもう起きている時もありました。自ずと奥さんもその時間から起きて育児をします。上手く寝なかったり、グズってたりもしたと思います。その度にずっと授乳をしていたのでしょう。しかも基本ずっと家の中です。

お昼寝中の息子さん

僕のバイトは作業が終われば終わりですが、育児に終わりはありません。僕のバイトには休憩や昼休みがありますが、家で1人育児中の奥さんにはありません。僕のバイトが朝9時から夕方まで診察しているクリニックだとしたら、育児は24時間体制の救命救急です。いつ寝ることができて、いつ食事ができるのかわかりません。

息子が寝なければ自分も寝れないし、家事も合間を縫ってなのでキッチリはできません。もちろん人によって仕事の内容も環境も考え方も違うので、感じ方はそれぞれだと思います。結果僕はバイトを入れるのをやめました。

幸い奥さんが家でできるイラストの仕事は続けていたので、収入の面は何とかなりました。なので尚更僕が育児を手伝わないといけません。手伝うというのもおかしいですね。2人の子どもなんですから、2人で育児をするのが当たり前です。

実際にガッツリ育児をやってみると、バイトよりもしんどかったです(笑)。どうやったら泣き止むのか?いつ寝てくれるのか?これが明日も明後日も一体いつまで続くのか?寝不足と抱っこで体力的にも、終わりが見えない事で精神的にも疲弊しました。ここまで大変な時期は今思えばあっという間だったんですけど、この時は永遠に感じました。これが1人でだと思うとゾッとします。

山西さんの腕の中で笑う息子さん

育児はできることなら2人でやった方がいいと感じました。今は男性が育休を取るケースも増えています。育休が取れなくても、できる範囲で育児に参加して下さい。

子どもが産まれたから、今より頑張って稼がないと!それが本当に今現在の家庭のためになっているのか、もう一度考えてみてもいいのかもしれません。

山西章博

PROFILE

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徳島県徳島市出身。吉本興業株式会社所属。2015年に同期でもある大貫さんと結婚。2016年大貫さんと夫婦コンビ「夫婦のじかん」結成。2018年第一子誕生。芸人仕事をしながら主夫もしている。
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