先輩パパとママの毎日コラムvol.305

新世界で、一歩一歩。「陣痛バッグ」

2020/2/14
新世界で、一歩一歩。「陣痛バッグ」 新世界で、一歩一歩。「陣痛バッグ」

写真家・山本彩乃さんが綴る、ゆったり子育てライフ。今回のテーマは「陣痛バッグ」です。

陣痛バッグとは、出産の時に持参するものを入れたバッグのことです。5〜7日ほどの産後の入院。産院から最低限これは持参してください、とリストを渡されることが多く、それを準備しつつ自分にとって必要なものも合わせて入れておきます。

私の場合は、産院でも借りられる授乳枕も自分のものも持参しました。理由は、産後というよりも出産の時に必要でした。産院から借りられる授乳枕は、形がしっかりしていて授乳時にはとてもサポートされて便利なのですが、陣痛で苦しんでいる時に体勢を楽にしたりしがみついたりする時に使うのには向いていませんでした。なので、一人目の時に使用した、丸くしたり長く伸ばして抱き枕みたいに出来るタイプの授乳枕を二人目の時も持ち込みました。

陣痛バッグの中身

左から授乳枕、授乳しやすいパジャマ3組、ボックスティッシュ、タオル4〜5枚、骨盤ベルト、黄緑のチャック式収納バッグ、スリッパ。タオルは、家族が上の子を連れて2日に一度は来てくれたので新しいタオルと交換していました。交換出来ない場合は日数+αあると良いと思います。

黄緑の収納バッグは、入院中に使う細々したものの収納用に。チャックで蓋をしてすぐに隠せるので急な来客が来てもきれいに見せられ、便利でした。中には、シャワー・洗面用品のセット、マスク、使い捨てコンタクト、爪切り、マタニティブラトップキャミソール、マタニティパンツ、靴下などを入れました。この写真には写しませんでしたが、私の産院では、夜用ナプキンもリストにありました。いきみ逃し用にテニスボールは必須ですが、産院に用意されていたので持参しませんでした。

退院の日に着る自分と赤ちゃんの洋服

これ以外に退院の日に着る自分と赤ちゃんの洋服も一緒に陣痛バッグに入れておきました。退院の日も赤ちゃんに授乳しますので、授乳可能な洋服にすることが大切で、一人目の時は前にボタンがあるワンピースにしたのですが、二人目の時は長すぎないカットソーとパンツにし、授乳時には薄手のおくるみを結んで首にかけ、ケープとして使いました。二人目になると、わざわざ買わなくてもあるものでうまく出来るようになりました。

陣痛バッグに入れないでいた毎日使っているもの

この写真は陣痛バッグに入れないでいた毎日使っているもの。家族にお願いして持って来てもらったものです。左から携帯充電器、メガネ、化粧ポーチ、コンパクトデジカメとバッテリーチャージャー。

自然分娩の場合、出産予定日通りに生まれることの方が少ないようで、一人目で予定日の1ヵ月前に破水からスタートした私は、二人目もそうなるかも、と思っていました。予感は的中し、2週間早く外で破水してそのまま病院に直行したので、玄関に用意していた陣痛バッグと共に、毎日使っているものを電話で伝え、家族に持参してもらいました。

入院中に「これあったら良かったなあ」と思ったアイマスク

そして、入院中に「あーこれあったら良かったなあ」と思ったのが、アイマスクです。産後は、24時間ずっと、2、3時間おきに授乳、オムツ替え。それでも泣き止まなければ抱っこ。その空いた時間にちょこちょこ仮眠をとる感じになります。明るい時間に眠る時に、アイマスクがあれば短時間でも深く眠ることが出来たなあと退院前日に思ったのです。もっと早くに気づいていたら家族に持って来てもらったのですが、意外に盲点なので、これから出産される方には陣痛バッグに入れておくのをおすすめします!事前に用意しておけば、いつ出産になっても安心です。

山本彩乃

PROFILE

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写真家。広告、雑誌などで活動。2017年12月に長男、2019年6月に長女を出産。あらゆるもののもつ、輝きを写したい、という想いで日々シャッターを切っている。
https://www.yamamoto-ayano.com

(制作 * エチカ)

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