あかちゃんえにっき

vol.1 ヒナが産まれた日

かわむらまゆこ 2016/10/26

あかちゃんとの生活を絵日記で綴っているかわむらさんのイラストコラム。長女ヒナちゃんが産まれた時のお話からスタートです。

私のもとに来てくれたあかちゃんとの日々を、私は絵日記に描いて残しています。産まれた時のこと、あかちゃんとの毎日。大変なこともいろいろあるけれど、これを見るとその時の気持ちを思い出せたり、元気が出たりします。

そんな私のあかちゃんえにっきをご紹介します。

ヒナが産まれる日。予定日より2日早い日でした。いつもよりやたらおしっこが近いことで、「あれ・・おかしいな・・?」と気がつきました。明らかにいつもとは違う・・。身体が何やら準備を始めている・・!?

急いで産院へ行きましたが、先生は、「お店のシャッターがまだ開いていません。」と言って、家に帰らされました。子宮口が開く様子をお店のシャッターに例えて説明された先生。いつもこうやって説明しているんだろうな・・

一旦家に帰った私でしたが、そのうち薄〜い血の混じったものが少しずつ出てくるようになり、だんだんとお腹が痛くなってきて、また産院へ。どんどん痛くなってきて、ひっひっふ〜〜っと言いながら縦へ横へと揺れたりしていました。そしたらなんとなく痛みが減るような気がして・・?初めてのお産は不安でいっぱいです。

猛烈な陣痛&お店のシャッターも全開なのに、破水もなけりゃあかちゃんも降りて来ない。私の行っていた産院は、途中から無痛分娩に切り替えることができたので、ガンバった末無痛分娩にしてもらいました。しかし!陣痛の痛みのさなか、無痛の麻酔の痛いこと!こりゃ有痛分娩だよ〜〜と思いました。

でも・・医学とはスバラシイ・・その後、背中から冷たいものが入って来た・・と感じたら、そのうちにあの凄まじかった痛みが和らいで来ました。そして、・・・痛くない??でも、お腹のあかちゃんが動くことや、お腹が周期的に張ってくる様子は感じます。それまでの陣痛で疲れていた私は、少しの間、眠ることが出来ました。

しかし!あかちゃんがあまりにも降りて来ないから、と、もう、産ませよう!と先生。

看護師さんが私のお腹の上辺りを、肘でぐしぐしぐし〜〜〜!!!!とこき下ろします!えええええ〜〜!!?い・・・いたああああああい!!

そして・・・痛みとの格闘の末に・・ヒナ、誕生!!吸引されたのでちょっと頭が長かったです。最初、泣かなかったヒナ。先生が刺激を与えたり口の中の羊水を吸引したりして、そのうちに・・・

「ひにゃぁぁぁあ」 ・・・・! 泣きました!よ・・・よかった・・・!後から聞くと、ヒナはへその緒が通常よりも20センチくらい短かったそうです。だから出て来れなかったんだね・・ヒナが産声を上げた時、本当に本当に安心して、涙が出ました。産まれてくれて、ありがとう。

こうして、私のあかちゃん絵日記は始まったのでした。

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PROFILE かわむらまゆこ イラストレーターであり、看護師であり、心理相談や健康相談の仕事をしています。私生活では4人の母です。 そんな私の4人の子ども達があかちゃんだった頃のことを懐かしみながら描きたいと思います。
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