先輩パパとママの毎日コラムvol.199

小さな僕とのはじめてづくしの日々「赤ちゃんを可愛く撮影する10のコツ～前編～」

2018/9/26

赤ちゃんとパパとの毎日をInstagramにアップし、現在13万人を超えるフォロワーのいるきなこさん。初めての妊娠、出産、育児について聞きました。

いないいないばあ！とするとよく笑ってくれました。

成長めまぐるしい０才の一年。毎日息子にカメラを向けていると、成長の瞬間に敏感に気付くことができました。

はじめて見るしぐさ、はじめて見る表情、はじめて寝返りができた瞬間、はじめて右手を発見した瞬間……そんな「はじめて」にたくさん遭遇した一年。そんな可愛い瞬間を写真におさめることは日々の楽しみでした。

まだ何も物言わぬ息子にカメラを向けて話しかけながら撮影しているとまるで会話をしているようで、カメラは小さな息子と私を繋いでくれる糸電話みたいな存在でした。「写真を撮ること」で私の育児はうんと楽しいものになりました。

たくさんたくさん息子を撮影してきた中で特に意識してきたこと、赤ちゃんを可愛く撮影するコツをまとめてみようと思います。

「自然光で撮る」
赤ちゃんのきめ細かい肌の質感ややわらかい雰囲気、透明感を出すには、フラッシュを使わない自然光で撮るのが一番です。部屋の電気はすべて消して、自然光のみ。明るい日中にレースカーテン１枚にして、柔らかい光を部屋に取り込んで撮影します。逆光にならないようにした方が撮りやすいです。カメラの露出補正機能（明るさを変える機能）を使って、少し明るめに撮ると赤ちゃんが明るく綺麗に写ります。

名前を呼ぶとニコニコ〜とこちらを見つめてくれる、キラキラな瞳。

「いろんなアングルで撮る」
いつも同じアングルで撮るのではなく、真上から、頭側から、足側から、斜めから、抱っこしている状態でママ目線で……と角度を変えてみると写真の雰囲気ががらりと変わります。自分も赤ちゃんの視点に合わせて寝転がったりしゃがんで撮ると、違った表情の写真が撮れたり、赤ちゃん視点の世界を表現できたり、奥行きのある写真を撮ることができます。赤ちゃんにぐっと寄ってアップで撮ったり、少し離れた距離から赤ちゃんを撮ったり、手や足などパーツを撮るなど、さまざまなバリエーションでそのときしか見られない可愛い赤ちゃんをたっぷり撮ってあげましょう。特に新生児の沐浴シーンや赤ちゃんのオムツ姿、お風呂での写真など、赤ちゃんのときにしか見られない小さくて可愛い裸の写真を撮っておくのがおすすめです。

抱っこをしてこの角度で見る息子が可愛くて、よく撮影していました。抱っこ中や授乳中にママ目線の写真を撮るのはおすすめです♪

「背景にこだわって撮る」
ごちゃっとしていないシンプルな背景は赤ちゃんをより引き立たせてくれます。撮影するときはさっと周りを整えたり、真っ白なシーツの上や、白い壁の前などで撮影してみるのもおすすめ。白はレフ板の役目をしてくれるので、肌色がやわらかく写る効果もあります。

白い布団を背景に置くだけでも、まるでスタジオのように。

「構図を意識して撮る」
画面の中央に赤ちゃんを写す写真だけではなく、あえて赤ちゃんを少し端に寄せて余白を作るとバランスのよい絵になる写真になることも。赤ちゃんのポーズや背景とのバランスを見ながら、ちょっと中心を外した写真もおすすめです。

赤ちゃんの瞳。穢れのないまっすぐな瞳。

「小物を使って撮る」
赤ちゃんのお気に入りのおもちゃ、お祝いでいただいたおもちゃと一緒に撮ると、後で見返したときに「このときこれが好きだったなぁ〜」と懐かしくなります。おもちゃで遊ぶ赤ちゃんの表情や動きもとっても可愛い。大人サイズの服や野菜や果物など、赤ちゃんの小ささがより際立つものと一緒に撮影するのも可愛い写真になります。

よくこの中に入って遊んでいました。

「赤ちゃんの笑顔を引き出す方法」
息子の笑顔を引き出すために私がよくやっていたのは、ファインダーを覗かずに息子の顔を見てノールックでシャッターを切ること。声をかけながら顔を見て笑いかけてあげることで、赤ちゃんもリラックスして笑顔を見せてくれます。そこを逃さずシャッターを切ればバッチリ。いつもより高い声を出したり変な声を出したりと声色を変えるのも効果的です。音が出るおもちゃ、うちわであおぐなど小道具を使うのもおすすめ。