先輩パパとママに教えてもらいました!
料理家として活躍中のRom岡本雅恵さんが提案する、妊婦さんの心と身体をやさしくいたわるワンディッシュ。今回は滋養たっぷり素材の旨味がじんわりしみ渡る、お手軽サムゲタンのレシピです。
韓国の滋養食であるサムゲタン。一般的には丸鶏を使いますが、ここでは手羽先を使って作りやすくアレンジしました。骨つき肉を使うことで、旨味も出やすく、素材のシンプルな美味しさを味わえます。また、最近ではスーパーなどの中華食材売り場でも入手しやすくなっているなつめは薬膳によく使われる食材で、食物繊維やカリウム、葉酸などが含まれており、妊婦さんにとって嬉しいですよね。
作り方は、ねぎや生姜など身体を温める食材にもち米を合わせて煮込んでいくだけと手軽です。腹持ちがよく消化にもいいので、食欲がないときや体が重くて料理をするのがしんどいな〜っていうときにも良いですよ。もち米がすぐ手に入らないときは、冷やご飯やお米を使って雑炊のようにしても。ごぼうやれんこん、大根なんかを入れてアレンジも可能です。
韓国では、日本の土用の丑の日にいただく鰻的な感じで、疲労回復によく食べられるそう。妊婦さんには特にご自身の身体に意識を向けて大切にして欲しいので、ぜひお試しいただければと思います!
RECIPE
手羽先で作るサムゲタン風
材料(2人分) 調理時間約45分
手羽先 4本
ねぎ 1/3本(50g)
もち米 40g
生姜 4枚(スライス)
にんにく 1片
乾燥なつめ 2粒(小さければ3〜4粒)
水 1リットル
酒 大さじ2
塩 小さじ1と1/2
胡椒 少々
作り方
(ポイント)
味のポイントになるのはやはり手羽先。煮る前に切れ目を入れることで旨味が出やすくなり、出汁を使わなくても素材から出る旨味だけで十分な美味しい味に仕上がりますよ。