アメリカ・オレゴン州にあるアシュランドという芸術活動が盛んな美しい都市で暮らすセキアキコさんのアメリカでの子育てエピソード。
赤ちゃんのために、おもちゃを手作りしてみませんか?
私の息子は5才になり、最近では「騎士のヘルメットを作って!」とかかなり難易度高めのリクエストをされて四苦八苦していますが、まだ赤ちゃんだった頃は私も簡単に作れるおもちゃを作っていました。
赤ちゃんが小さい時期というのは、なかなか時間が作れないと思うので、今回はとても簡単に作れる「タグモンスター」の作り方を紹介したいと思います!
作り方の前に、タグのおもちゃについてひとこと。タグがいっぱい付いたおもちゃをデパートのおもちゃ売り場で発見したときは正直「なんじゃこりゃ!」と思いました。でもどうやら、赤ちゃんはタグが好きらしい。息子も既製品のおもちゃに付いているタグで遊んでいたような……。
それなら手作りしてしまおう。そして、デパートにあったタグおもちゃがなんとなくモンスターっぽかったので(ずら〜っと並んだタグがモンスターのトサカみたいだったんです)、いっそのことタグの付いたモンスターにしてしまえ!!というわけで作り始めました。
ータグモンスターの作り方ー
材料
- ・15×20cmくらいの大きさの布(私はオーガニックコットンのフラネル地を使いました)
- ・10cmくらいの長さの色々な種類のリボン
- ・厚紙や段ボールを切り取った型紙(好きな形でOKです!初心者さんはまっすぐの棒状が良いかもしれません)
- ・わた 適量
作り方
1.布の表側を合わせて2枚重ね、型紙を置いて写し、1cmくらいの縫い代を残しながら切る。
2.1枚目の布の表側に、下の写真のように半分に折ったタグを待ち針で留め、ミシンで抑え縫いする。
3.2の上にもう1枚の布の表側を合わせて重ね、待ち針で固定し、1で書いた線の上を縫う(赤い線で示した部分は縫わずに開けておきます)。
4.3で縫わずに開けておいた部分から裏返し、わたを詰めます。
5.詰め口を手縫いで閉じます(コの字縫いという縫い方が一番綺麗ですが、詰めたわたが出てこなければどんな縫い方でも大丈夫です)。
6.最後に顔を刺繍したら出来上がりです!
お裁縫初心者の方は、1日1工程(もしくは1週間に1工程!)と決めたりしてゆっくり進めていくとストレスなく作れると思います!
とは言え私も、息子が生まれてしばらくして物作りを再開したばかりの頃、思うように作業が進まずにイライラしていた事がありました。赤ちゃんの子育て中は趣味に使えるまとまった時間というのはなかなか取りにくくて、作業を始めてもすぐに中断しなければならないこともしばしばあります。
「今までだったらこれくらいあっという間に作り終わっていたのに、なんで全然終わらないの!?」と、大好きだった物作りが逆にストレスを生んでしまっていました。それでも徐々に、「これしか進まなかった……」という考え方から「今日はこれだけ進んだ!よしよし、上出来!」と思えるようになり、それからはまた物作りを楽しめるようになりました。
でもときには、あと10分あれば作り終わる……というようなときに“お呼び出し”がかかり、「うわああ!今かあああ!」と頭を抱えたりするんですけどね(笑)。
自分のペースでと言うよりは、赤ちゃんのペースに合わせてゆっくりゆっくり作ってみてください!
PROFILE
セキアキコこのライターの記事一覧
アメリカ・オレゴン州で出産と子育てをスタート。現在はメイン州在住。サンフランシスコで写真を学んだ後、スタジオアシスタント、ブライダルカメラマンとして働く。
http://ameblo.jp/aco-84/
(制作 * エチカ)