パパのペアレントークエッセイ

vol.11 食育ってなんだろう

出口栄一 2016/10/13

ダンサーで1児のパパ、出口栄一さんのエッセイ。パパとして娘ちゃんの食育について考えてみました。

生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること

…と、食育基本法の前文にそんなことが書いてある。

こんにちは、出口栄一です。

食育って言葉が使いたくて調べてみると上記のようなことらしく。

とは言っても、我が家の2才の娘ちゃんにはまだまだ「食育」からはほど遠く、毎回の食事は娘ちゃんとのたたかいのようです。

それでもまずは食べることに興味をもって、大きくなっても何でも食べてくれる子になってほしい。

その思いから、食育はじめの一歩に挑戦しています。

振り返ってみれば、お絵描きパンケーキもまずは「ご飯が楽しい」と感じて欲しくて始めた部分もあるかもしれません。

いまだにサンデーチャレンジは続き、毎週日曜日には娘ちゃんのリクエストに応えながらお絵描きパンケーキを焼いています。

そんな娘ちゃんも最近は味に好き嫌いが出来始めたのか、ある日突然食べなくなる食材がでてきました。

例えば一時期は大好きだったトマトに見向きもしなくなったり、レタスなんかの葉物もきれいによけて残すように…。

このままでは将来、野菜を食べない肉食系女子になってしまう!あ、そういえばお肉もあまり食べないから…魚系女子になってしまう!

そこで食育はじめの一歩としてパパは考えました。

その1つ目はベランダ菜園。

この夏、我が家のベランダにはバジル、大葉、レタス、ゴーヤに唐辛子、そしてプチトマトが栽培されていました。

娘ちゃんが食べるものはこうやって出来るんだよ〜、美味しく食べようね〜。そう話しながら一緒に育てていた効果はあったようで、水やりをしようとジョウロを持つと嬉しそうに

「あめ〜?」と。

「そうだよー。おっきくなぁれって、みんなに雨〜ってするんだよー。」

と毎日の水やりも楽しみにしてくれました。

そうやって育てた赤と黄色のプチトマトを収穫した時のこと。

まるで宝物のように大事に洗って、眺めて、お口に入れて、そのまま食べ…な〜い…

ひとしきり自分で収穫したプチトマトを愛でた後は、パパとママにあ〜んしてくれました。

そこは自分で食べてほしいんだけどなぁ。まあ、トマトに興味をもってくれるだけでよしとしましょう。なにしろ食育はじめの一歩なので。

ベランダで収穫したゴーヤを撮影中!?

そして2つ目は、いっしょにお料理、お片付け。

キッチンに折りたたみイスを持ち込んで、その上に娘ちゃんを。こうすればお料理したり、洗い物をしているのが見えるようになります。娘ちゃんも興味津々のようで、まな板にのる食材を「これは?」「これは?」と聞いてきます。

これは、パパも楽しい!

娘ちゃんの質問に答えながら料理をするのは新鮮な喜びで、一緒に作ること、一緒に食べることの大事さをパパが「食育」されています。

そう思うと食育って堅苦しく考えなくても、家族で食卓を囲んで食べ物のお話しもしながら美味しくいただくことの積み重ねなのかもしれませんね。我が家にとっての食育、時間をかけてゆっくりと考えていきたいと思います。

娘ちゃんが用意した納豆。スプーンも付けてくれました。

ちなみに我が家の食育!?番外編として。

食べるのに途中で飽きちゃった娘ちゃんにお食事を続けさせるための我が家の裏ワザが、食べられるかなゲーム。

迫りくるスプーンを上手くぱっくん出来るかな?気を抜くとスプーンが逃げちゃいます。食べ物で遊んでるようで、ちょっと気が引けるのですが食事を再開するには効果的なのです。

娘ちゃんもお気に入りなのか自分で食べるのに疲れてくると「テッテッテして」と催促されたりもして。

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PROFILE 出口栄一 ダンサー・役者として、ミュージカルなどの舞台や、CM、TVドラマ、コンサートのバックダンサー等で活躍。子ども向けのミュージカルにも多数出演。近年はダンスレッスンや振付、MCもこなす。 プロダンサーでありながら調理師免許を持ち、子どもたちと料理やパンケーキ作りを楽しむ2児のパパ。
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