【漫画レポ】#新米ママの妊娠後期の準備時間

vol.1 当時夫は仕事で大忙し! 「お互いの時間を作る」Naoさんなりの工夫

nao 2022/6/6

SNSで人気を集めるママイラストレーター・naoさんによる連載「【漫画レポ】#新米ママの妊娠後期の準備時間」。この連載では、妊娠後期に準備しておきたいあれこれを、先輩ママの実体験から考えていきます。今回は「出産準備中のお互いの役割分担(コト編)」のエピソードです。

はじめまして!新連載を務めさせていただきます、イラストレーターのnao です。
普段は、4才の娘と2才の息子、どこか抜けているけど頼りになるパパとの日常を描いています。
これから3回、妊娠後期から出産までのエピソードを紹介していきますので、よろしくお願いします!

私の妊娠後期はというと、赤ちゃんに会えるのはすごく楽しみな反面、いつ生まれてくるのかとにかくドキドキでした。「入院する時にあると便利なものは?」「陣痛の痛みはどんなもの?」「安産には何をすれば良い?」など、疑問に思ったことは即検索!Instagramで「出産レポ」と検索し、読み漁る日々でした。

心配性な私。とにかく初めての出産は不安だし、当時の夫は仕事が忙しく、休みの日も仕事になってしまうこともよくあったので、「里帰り出産にする」と決めていました。夫にも伝えるとそれに賛成!せっかくなら「自分が生まれた産院で産みたい!」と思い、予定日が確定した段階ですぐに連絡し、予約を取りました(人気なところは予約が取れないこともあるようなので、里帰り出産を考えている方は、里帰り先の病院・産院の空き状況を早めに確認することをおすすめします!)。予定日には、夫に仕事の休みを取ってもらうようにお願いしました。

里帰り出産をするということで、「出産準備はそれまでに!」と思っていた私。でも、先ほど言ったように夫は大忙し……。休みがあったとしても、仕事で疲れていて遅くまで寝ていたり、仕事で使う資格試験の練習に出かけたりしていたので、ほとんど一人で準備をしました。赤ちゃんが生まれてからすぐに必要な出生届や児童手当の手続きは夫にお願いするつもりで、私が調べて紙に書いてまとめて、夫がスムーズに対応できるようにしました。

当時は準備をしていくなかでの「これでいいのか?」「どうしたらいいの?」という不安も、「私がやらなきゃ!」と一人で解決しようと必死でした。

でも、本当のことを言うとめちゃめちゃ寂しかったです。SNSなんかを見ると、協力的なご主人が多くて、落ち込んだこともありました。二人の子どもなんだから、夫にも出産や育児に関する本などを読んだり調べたりして、勉強して欲しかったです。ただ、本当にそれもできないくらい夫が相当疲れていました……。一度、仕事を頑張りすぎている夫が心配で、私が泣いてしまったこともあります(笑)。

それから「もっと話をする時間を作ろう!」ということで、夫の仕事の帰りを待って、1日の身体の調子や赤ちゃんの様子をシェア。健診があった日には、エコー写真を送ったりもしました。「ベビー用品、こんなものを買おうと思うんだけどどうかな?」なども、この時間に共有していました。

当時は私も働いていて眠くて仕方なかったですが、夫は朝5時には家を出ていたので、時間を作るには夜しかなかった……。もちろん寝てしまう日もありましたが、体調に合わせて起きていました。特に、「私の身体がどれだけしんどいかアピール」をしっかりするようにすると、夫はうとうとしながらも足のマッサージをしてくれるようになりました。なんだか、こうやって文字にするとひどいことをしているように感じますが……(笑)。しんどいアピール大事です!!当事者じゃないと辛さはわからないと思うので、私は「こんなに頑張って赤ちゃんを守ってるんだよ!」と知ってもらうことで、夫も意識が変わっていったような気がします。夫には肩揉みで「仕事お疲れ様!」とお返しを。

最近当時のことを話す機会があり、「実はあの時、仕方がないと思って言わなかったけど、二人だけの時間は今だけだからもっと一緒の時間を過ごしたかったし、なんでこんなに仕事が忙しいの?とすごく寂しかった」と言うと、夫は「子どもが生まれると思ったら、もっともっと仕事を頑張らないといけないと思っていた」と話してくれました。

夫は夫で考えていたことがあったんだと知ったと同時に、当時はこんな簡単な気持ちの共有もできていなかったんだとハッとしたし、お互いの気持ちをその都度伝え合うことが大切だったなと改めて感じました。

忙しい夫に気を遣い、「子どもが生まれてから頑張ってくれたらいいや」と思っていましたが、もっと積極的に夫を誘い出して、一緒に買い物をしたり、調べ物をする時も一緒に調べたり、生まれる前からできる準備もたくさんあったのかなと今になって思います。

今からママ・パパになる方は、ぜひ赤ちゃんを迎える準備を一緒にしてください。ママはただでさえ心配でたまらないので、パパもママと一緒に積極的に情報収集をして、赤ちゃんが生まれるまでに備えてください。そして、「ありがとう、お疲れ様」の言葉を忘れずにお互いを思いやり、楽しく過ごしてください!

おすすめ記事

お店では何を見るべき?店頭で『見て・触って欲しい』ベビーカーの選び方講座
現役ママのホンネ!先輩ママに聞いた本当は欲しかった出産祝い3選!
母乳育児をもっと自由に!さく乳器があると、生活はどう変わる?
母乳育児で悩んだら…「頼れるものに上手に頼って」
PROFILE nao イラストレーター。2017年生まれの長女と2019年生まれの長男、そしてどこか抜けているけど頼りになるパパとの日常を「成長記録」のネタ帳としてSNSやブログを通して発信している。
Instagram @n5555on
ブログ 我が家のネタ帳
カテゴリー:
キーワード:
トピック: