Mommy’s CONNECTION -LOVE CONNECTION
シンガーソングライターのLOVEさんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「LOVE CONNECTION」にピジョン提供のコーナーが登場しました！番組内のコーナー「PIGEON presents Mommy’s CONNECTION」では初めての育児に奮闘するママや働くママ、これから出産のプレママ、頑張っている全てのママに育児に関するトピックスを紹介していきますので、コモドライフでも、放送内容を随時紹介していきます。（ラジオ放送内容の抜粋となります）
4月3日（火）の放送では、産婦人科専門医の尾西芳子先生をゲストに迎えました。ご主人と共に高輪台レディースクリニックを開業され、ご自身も8ヵ月の赤ちゃんのママである尾西先生。今回は「ママたちのお悩みベスト3」に答えていただきました。
尾西芳子先生（左）と、パーソナリティのLOVE
尾西先生
妊娠中というのは赤ちゃん以外にも、胎盤や羊水、そして妊娠に必要な筋肉や脂肪がついてしまうのはごく自然なことです。なので、およそトータルで10kgの体重の増加を目安にしていただいています。
産後は大体3ヵ月から半年で元の体重に戻っていくのが通常なのですが、中には『体重が戻らない』というお母さんもいらっしゃいます。授乳をしていると1日500～700kcalくらいが使われるので、体重も自然と減っていくのですが、その分お腹が空くので、食欲に任せて食べていると体重が減らないということに。赤ちゃんがいると出歩けなかったり、車移動が増えたりして運動する機会も減ってしまっている、ということも原因になっていますね。
まずは食事量を見直したいのですが、私自身は妊娠中も通常の食事量をキープするようにしていたので、必要最低限しか増えませんでした。なので、産後すぐに戻ってしまいましたが、妊娠中に少しは蓄えても授乳を始めると吸い取られるので心配いりません。産後は授乳でカロリーが必要になるのでいつもの食事に加えて、少しおやつを食べるというのは良いです。ただ、食欲に任せてというのではなく、パン1個とかケーキ1個とか決めて、だらだら食べないようにしていただきたいと思います。
尾西先生
『赤ちゃんが泣きやまない』これはママたちから最もよく聞く悩み。まずは基本的な、お腹が空いていないか、オムツは濡れていないかをチェックしましょう。
そうした理由ではなく、夜泣きや黄昏泣きのように、特に理由がないと言われているものもあります。こうしたものに関しては、しばらく様子を見ることも大事。
お母さん的には『どうしよう。不安だ』と思うかもしれませんが、スッと泣き止むこともあります。しばらく観察していると、赤ちゃんがなんで泣いているのかわかるようになってくるので面白いですよ。ウソ泣きも、わかるようになります（笑）
尾西先生
食べ物アレルギーを気にしているママはとても多く、授乳中も、お母さん自身が牛乳や卵というものを避けている方が多いんです。ですが、これはアレルギー予防にならない上に、大切な栄養素を得られないので、やめたほうがいいと思います。
最近では食べ物をあげないでいると、かえってアレルギー要素を増やしてしまうという説があるので、早い時期から少しずつあげることが必要と言われています。あげかたを少し工夫して、例えば、卵であれば黄身より白身のほうがアレルギーになりやすいので、まずは黄身から食べさせてみるとか。そういった方法で発症リスクを減らすことができると思います。
食べ物アレルギーで多いのは牛乳、卵、小麦。海外だとピーナッツなんかも多いです。牛乳は火を通して冷ましてからあげるなどの工夫を。小麦は、パンだと卵が原因か小麦が原因かわからなくなってしまうので、オススメはおうどん。万が一症状が出たときに原因がわかりやすいので、おうどんから試していただければと思います。
ーー 最後に、尾西先生自身が、ママとして心がけていることを教えていただきました。
尾西先生
24時間365日一緒にいるので、完全に子どものペースに合わせてしまうと息切れしてしまいます。授乳も『さっき飲んだばかりだから、少し待とうね』とか、『お仕事があるのでちょっと待ってね』とか話しかけながら、こちらのペースを伝えるようにしています。その分、かまってあげられるときは愛情表現をたくさんするようにしています。あとは最初からそういうように育てていると、ひとりで遊んだり、ひとりで寝たりと、できるようになるんじゃないかなと思います。