先輩パパとママに教えてもらいました!
妊娠をきっかけに発酵食と出会い、発酵料理専門の料理教室を開催するなど、その魅力を伝える清水紫織さん。「発酵調味料は時間のないママの味方」と話す清水さんが、今回は大人と赤ちゃんの料理が一度に作れる離乳食期の取り分けレシピを教えてくれました。2回目は塩麹で旨みを凝縮させた「鯛とアサリの出汁煮」です。
——今回のポイントとなる「塩麹」は、発酵ブームの火付け役ともいえる人気の調味料ですが、どんなところが魅力ですか?
清水さん
まろやかな塩味に旨みが加わった、シンプルがゆえに飽きがこないのが魅力の万能調味料です。肉、魚の漬け込みから炒め物の味付け、漬物やクッキーの隠し味など、とにかく幅広く使えます。トマトやきのこ、ラッキョウなど旬の野菜と混ぜて調味料にするのもおすすめですよ。
——離乳食の食材としてもよく登場する魚ですが、扱いが難しい面もあると思います。清水さんが離乳食で魚を扱う際に気をつけていたことはありますか?
清水さん
赤ちゃんがお魚の匂いを嫌いにならないように工夫をしていました。たとえば、新鮮なお魚を使ったり、振り塩をして臭みを拭き取ったり、昆布や椎茸などの植物性の出汁を必ず合わせるなどです。
また、魚は下ごしらえして切り身のまま冷凍することもできるので親子共にストック食材として活用できますし、今回のレシピでは赤ちゃん用の完成品を冷凍して作りおきにすることも可能ですよ。
——タンパクな味わいの白身魚はバリエーションもできそうですね。
清水さん
人参やほうれん草などのすり潰しとお粥を混ぜて、1品でバランスの良い離乳食メニューにアレンジするのもおすすめです。
RECIPE
鯛とアサリの出汁煮
材料(2人分)
・鯛の切り身…2〜3切れ
A
|・塩麹…大さじ1
|・酒(※)…大さじ1
B
|・水…200ml
|・酒(※)…大さじ1
|・昆布5cm角…1枚
・アサリ…80g
・片栗粉…大さじ1
・水…大さじ1
・三つ葉…適量
作り方
※ 魚の臭みを消して風味を良くしてくれるお酒は、赤ちゃん用(9ヵ月〜が目安)のとりわけレシピで使用するのは少量ですが、十分に加熱してアルコールを飛ばして使用しましょう。味やにおいをチェックしてからあげてください。