先輩パパとママに聞きました!
2人の女の子のママとして、日々をていねいに暮らし、美しい毎日を記録として写真に残し続けている相武さん。いまではすっかりお姉ちゃんになったお子さんたちの子育てを振り返っていただきます。今回は、節句、お祝い、誕生日……と、子どもがいると増える「イベント」のはなし。
ーーお子さんが生まれると、これまでになかった行事ができますよね。相武さんや家族にとって、行事や節句はどんなものでしょうか?
相武
子どものためにも、家族のためにも“区切り”として大切にしたいものです。その行事の意味を子どもたちに説明するきっかけにもなりますし。私は日本の美しいものを大事にして欲しいと思っているので子どもたちも特別に感じてくれるといいなと思っています。
ーーお子さんが生まれる前から行事やイベントを大切にしていましたか?
相武
実はあまりイベントには興味がないタイプでした。でも、親になり、せっかくの日本の風習や楽しみを子どもと共有したいと思うようになりました。
ーー女の子が生まれてのお雛祭りは、特に印象的だったのではないでしょうか?
相武
そうですね。長女の桃の節句は雛人形を買ってくれたわたしの実家の母を呼んで、ささやかなお料理と、雛祭りらしいかわいい和菓子でお祝いを。長女はそのときまだ生後6ヵ月。離乳食を始めたばかりだったので、何も食べることができず、うらやましそうに眺めてました(笑)。つかまり立ちもしない頃だったので、お雛様はリビングの真ん中に。その次の年からは、リビングに置いてあると雛壇に上ったりしそうだったので、あまり立ち入らない子ども部屋に飾ることにしました。
ーーご家族にとってもきっと待ち遠しくて嬉しいお雛祭りだったと思います。どんな気持ちで初節句を迎えましたか?何か特別に準備したことはありましたか?
相武
桃の花を買い、雛祭りのお菓子を買い、本当は着物を着せたかったけど母が桃色のかわいいお洋服を買ってくれたのでそれを着せました。そして私が小さい頃も、雛祭りの日の写真は必ず撮ってもらっていて、それがとても嬉しかったので、私も子どもたちに写真を残したいと思いました。なので毎年、雛人形との写真は撮り続けています。
ーー同じシーンで撮影し続けると成長がより分かり、お子さんが大きくなったときにいい記念になりますね。ほかにも、お宮参りやお食い初めなど赤ちゃんにはさまざまな節目がありますが、思い出深いエピソードはありますか?
相武
お食い初めのとき、まだ生後100日前後で全く食事をしたことがないのに、そのときから食欲旺盛だった長女は、箸を口に運ぼうとしたことがいまだに記憶に残っています(笑)。
ーーみんなの真似をするなんて、かわいいエピソードですね!相武さんは2人のお子さんがいますが、上のお子さんと下のお子さんでは何か変化はありましたか?
相武
上の子のときに気合いを入れて行事に臨んでいたので、下の子のときもその熱量を変えずに楽しみました。お食い初めも、まったく同じメニューで同じ器で。長女のときを思い出して懐かしかったです。
ーー子どもたちの成長を見守るのにも大切な行事やイベント。それを通してご家族にはどんな変化がありましたか?
相武
下の子のお宮参りも、とってもにぎやかだったのですが、2人いることで、1人のときよりも家族みんなでのイベント感が増した気がします。例えば下の子の100日バースデーのときには、みんなで一枚の大きな紙に足形を押したりお絵描きをしたり。その上に次女を寝かせて写真も撮りました。イベントは節目でもありますし、記憶に残りやすいかなと思うのでやってます。日本の美しい風習、成長を祝う行事は教えてあげたいです。