先輩パパとママに聞きました!

vol.37 赤ちゃんにも妊婦にもやさしい!アメリカの子育て環境

コモドライフ取材班 2018/3/2

海外で妊娠・出産、そして育児を経験すると、日本との違いがあれこれと見えてきます。2017年にアメリカでの出産を経験したケイコさんに、アメリカの子育て環境についてお聞きしました。

すぐに席を譲ってもらえる!妊婦にやさしい社会

妊娠5ヵ月でお腹が大きくなり始めた頃にアメリカに渡って暮らし始めてみると、アメリカはとても妊婦や赤ちゃんにやさしい社会だと気づきました。

例えば、お腹が大きくなった私が電車に乗ると、「いつ生まれるの?」「何人目?」と、すぐに声をかけられるんです。もちろん、妊婦とわかると、すぐに座席を譲ってもらえました。赤ちゃんが生まれて一緒に外出しても、どこでもウェルカムな雰囲気で、赤ちゃん連れだから…と恐縮してしまうようなことはまったくなかったですね。

アメリカは、出産を控えた妊婦と赤ちゃんをお祝いするベビーシャワーの習慣があるように、赤ちゃんの誕生をみんなで喜ぶ素敵な文化があります。私自身はベビーシャワーを夫の職場で体験しました。

出産後は、出産2日目に友だちがお祝いに来てくれてプレゼントをいただいたり、赤ちゃんを夫の職場にお披露目に行ったりしました。

いつでもどこでも授乳タイム!?

日本と違ってちょっと驚いたのは、外出先でベンチや公園など、人通りの多いところでも気軽に授乳をしていることです。赤ちゃんファーストな文化だけに、赤ちゃんがお腹が空いたらママが授乳をするのは当たり前なんですよね。周りも特に気にしている様子はありませんでした。

だからこそ逆に、おむつ交換台はあっても、授乳室がある施設が少ないんです。授乳室があるのはごく一部の高級デパートぐらいで、必要性があまりないからでしょう。

一枚布のケープは必需品!

いつでもどこでも授乳できるように、授乳用のケープは欠かせないアイテムです。授乳用のケープと言っても、日本のエプロン式のような凝ったものではなく、ごくシンプルな一枚布の「おくるみ」に近いイメージです。アメリカでは生まれるとすぐにベビーを「おひなまき」にするのですが、そのときにも使いますし、冷房などで、少し寒いときにかけてあげたり、何かと使える万能アイテムです。

素材は肌にやさしいガーゼがメインで、アメリカでは出産準備品として用意するのは当たり前ですね。産院からも持参するように指示されることが多いと思います。また、アメリカはアクティブに外出するママが多く、外出時に欠かせないケープは、特に出番が多い必須アイテムです。私もその影響を受けたのか、出産してからさらに何枚か買い足しました(笑)。

産院の方が赤ちゃんをおひなまきで包んでくれました。動画に撮ったので、ぜひ見てくださいね!

次回は、そんなアクティブなアメリカのママたちについてのお話です!

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