先輩パパとママに聞きました!

コモドライフ初企画<あなたの出産エピソード大募集>ねぇねぇ先輩ママ、あなたの出産エピソードを教えて!ぽんさん編

2024/4/30
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笑いあり、涙あり、時にはドタバタあり?100人いれば100通りの大仕事が「出産」です。そこで出産を控えるプレママ・パパさんのために、出産を乗り越えてきた同志の奮闘記として先輩ママたちから出産エピソードを大募集!多数の応募の中から3名のママたちにお話を伺いました。今回登場いただくのは、看護師としてご自身が働いている産院で女の子を出産したというぽんさんです。

<ぽんさんDATA>
・出産時のママの年齢:28才
・赤ちゃんの出生体重:2625g
・分娩時間:9時間
・分娩方法:自然分娩

——出産はぽんさんが看護師としてお勤めされている産院でされたということですが…。

ぽんさん
仕事で今までたくさんのお産を見てきていたので、流れは分かっているものの、自分がどんなお産になるのか、無事に産まれるのかという不安はありましたね。でも、実際に自分が経験したことで、今後の患者さんとの関わりに活かすことができると思うのでうれしく思っています。

——産休にはいつ入られたのですか? 妊娠中に気をつけていたことや、行っていた運動はありますか?

ぽんさん
午前中だけの日もありましたが、産まれる1週間前まで働いていました。運動は、つわりが酷かった初期のころは仕事から帰ってきて1時間以上、旦那と一緒に近所を散歩していました。また、仕事場が徒歩10〜15分くらいの場所なので、つわりが落ち着いた後期にはお天気のいい日は歩いて通勤していました。その他は、助産師さんに教えてもらった体操をしていましたね。

——ギリギリまでお仕事されていたのですね。ちなみに出産バッグを用意されたのはいつですか?役に立ったものなど教えてください。

ぽんさん
出産バッグは、患者さんの持参されたものを見たり、話を聞いたりして、36週で用意しました。お茶や水、炭酸など、気分に合わせて飲めるように水分を数種類、また横向きや分娩台でもすぐ飲めるようにストロー付きのキャップ、体を温めるとお産が進みやすいので靴下です。産後の胸の張りが酷かったので、とくに冷却シートや保冷剤は重宝しました。出産後はどうしても体がいつもの様に動かないですし、疲れも溜まるので、自分をケアするもの(体を温める飲み物、好きな食べ物、目を温めるマスクなど)も買っておいてよかったなと思いました。

——出産日の様子を教えていただけますか。

ぽんさん
妊娠38週を過ぎ焦ってきたころ、夕飯の準備中に家の中で30分階段昇降をしよう!と決めて、息を切らしながらなんとかやり遂げました。旦那が帰ってきて、さぁご飯にしようと思ったときにズキン!と、今までにない痛みが…。今夜来るかもなぁと思いながら夕飯を終えて、片付けが終わるころにさっきの痛みが再び来ました。今度は2回目も来たので時計を確認すると、なんと10分おき!階段昇降で汗をかいていたのでお風呂は入りたい!と旦那にお願いし、湯船に少し浸かりました。お風呂を出るころには屈まないと耐えられないほどの陣痛になっていたので産院に電話をし、まだ耐えられるので自宅待機を1時間ほどして、限界を感じて産院へ行きました。

——初産だと慌ててしまったり判断が難しかったりしますが、さすが冷静ですね!

ぽんさん
でも、今日は私以外に産まれそうな方が3人いるということで、旦那と一緒に病室や陣痛室ではなくモニター室で陣痛に耐えることになりました。5〜6分おきの陣痛が来るたびに、旦那は私のお尻をかなりの力で押してくれたり、水をくれたり、トイレに付き添ったりと、あまり記憶はないですけど、いてくれてほんとによかったと思いました。

——旦那さまのサポートは心強いですね。事前に出産のときに何をして欲しいかなどは伝えていたのですか?

ぽんさん
今まで見てきた患者さんのお産中の旦那さんの行動で、こんな言動が素敵だった、こんな言動は嫌だなというものを話したことは何度かありますね。私は、陣痛中にあまり話しかけられたり、どんな感じかなど聞かれたりするのは嫌だったので、それも伝えていました。なので、張りが来て「痛い!」と言うと、旦那はひたすら肛門辺りを押しながら腰をさすってくれていました。あとは時々弱音を吐くと、「うんうん」と相槌を打ってくれていたと思います。練習をしていたわけではなく、まだ陣痛が耐えられる痛みのときに強さやタイミングを伝えました。

——そしていよいよ出産間近ですが…。

ぽんさん
陣痛の間隔は段々と狭まり、痛みも増してきて、まだ忙しいかな…お産の最中じゃないかな…と考えつつ、ナースコールを押したのは覚えています。3回か4回目のナースコールの後、助産師さんが来てくれて、「(子宮口)全開だよ、行こう!」と、腰をさすりながら分娩室へ連れて行ってくれ、分娩台へ上がりました。助産師さんの合図に合わせていきみました。助産師さん、看護師さん、少し後に先生も来て、みんな知っている顔で安心して臨めましたね。

——赤ちゃんが産まれたときはどんな想いでしたか?

ぽんさん
実は産まれた直後に抱っこしたときのことは、看護師さんが撮ってくれた動画はあるのですが、私自身はお産の痛みで記憶が曖昧でよく覚えていないんです。産後の処置が終わり抱っこしたときは愛しくてたまりませんでしたね。本当にこの子がおなかの中にいたんだ…と、無事に元気に産まれてきてくれて本当にありがとうと思いました。コロナ禍で立ち会いができなかった旦那も出産後に分娩室へ通してもらえ、赤ちゃんを初抱っこ。一緒に陣痛を乗り越えてくれてとても感謝しました。

産まれて初めてパパが抱っこしたときの様子。産まれて初めてパパが抱っこしたときの様子。

——妊娠と出産を振り返って、どのような気持ちですか?

ぽんさん
貴重な奇跡の体験だと思います。何度も経験できることではなく、無事に妊娠することも、育つことも、産まれることも、すべてが奇跡だなと思います。もしまた出産することがあるなら、今回とは違う出産を体験してみたいですね。無痛分娩でもっと冷静に産まれる瞬間を感じたいなとも思いますし、助産院で出産時も旦那に立ち会ってもらうのもいいなと思っています。

産後の処置が終わり、落ち着いたところで抱っこさせてもらい、「あぁ、産まれたんだぁ…」と実感しました。産後の処置が終わり、落ち着いたところで抱っこさせてもらい、「あぁ、産まれたんだぁ…」と実感しました。
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