先輩パパとママの毎日コラム
写真家・山本彩乃さんが綴る、ゆったり子育てライフ。今回のテーマは子どもの個性をママとして感じる瞬間を綴っていただきました。
息子は、お花、ボール、絵本、電車が大好きで、活発で主張をはっきりするタイプです。うれしい、楽しい、かなしい、くやしい、困った、怒っている、どれもはっきり声を出して示します。正直、１才でこんなにもはっきり性格が見えてくるとは思っていませんでした。
細かいものによく目が行き、落ちて固くなったご飯粒がたまたま落ちていたのをそっと拾って、「ん！」と渡してきたり、気に入ると同じ本を連続で５、６回は読むように主張してきたりします。それも連日。よく飽きないなあと思いますが、読むたびに違う発見をしているよう。これ！となると集中して延々と同じことを繰り返す性格のようです。
パパのように、ちょっとのことでは起きない息子。大きな音もへっちゃら。パパが疲れている時の大音量のいびきの中、パパのおなかの上でぐーぐー寝ています。
ただ、寝起きはとても良くて、目が覚めたらすくっと起き上がり、すぐ動き始めます。そこは私にそっくりです。他には、手を繋ぐのがイヤで自由がいい！これも私に似ています。
私は子どもの頃、デパートへ母と買い物に行き、自分の行きたいところへ一人でどんどん行って、最終的には店員さんに声をかけ、母を店内放送で呼び出すという、子どもだったらしいです（笑）。兄は反対の性格で、大人しく母の手をしっかり繋いで、一人でどこかに行くことはなかったようで、兄妹でこんなに違うのかと思ったと言います。私は父の性格に似ており、兄は母の性格に似ています。
これから先、成長の過程でもっともっと、息子の個性が見えてくるでしょう。ここは◯◯に似ているねとか、ここは似ていないねとか話しながら、成長を見守っていくのが、家族みんなの楽しみです。