先輩パパとママの毎日コラムvol.295

なんでもない日もありがとう「受け継いでいく家族のカタチ」

2020/1/20
なんでもない日もありがとう「受け継いでいく家族のカ... なんでもない日もありがとう「受け継いでいく家族のカ...

フードユニット・TORiの岡本雅恵さん。今回は岡本さん夫婦と子どもたち、そしておじいちゃんとおばあちゃんたちと紡いでいく家族の物語についてです。

前回の記事では、何もかもがはじめての経験で、感動したり、困惑したりと、赤ちゃんと過ごす愛おしい日々のことを書かせていただきました。

はじめてと言えば、私たち夫婦にとってもそうですが、自分たちの両親にとっても初孫だったので、それはそれは一つ一つの行事やイベントが、大盛り上がりとなりました。今でも本当によく可愛がってくれて、たくさん遊んでくれて、感謝しかありません。

(左)子どもたちと遊んでくれる両親の姿には、つい顔もほころびます。(右)私たち親にとっても子どもたちにとっても、実家の庭は癒しの場。(左)子どもたちと遊んでくれる両親の姿には、つい顔もほころびます。(右)私たち親にとっても子どもたちにとっても、実家の庭は癒しの場。

もともと両家で会う機会も多く、出かけたりすることもあるほど仲がよかったわけですが、子どもが産まれたことによって、より一層その関係は深くなったような気がします。赤ちゃんの一つ一つの行動を、大人みんなで囲んで見て、和気あいあいと過ごす時間は、かけがいのないものだなとしみじみと嬉しくなります。

自分を育ててくれたのを思い出しているのかな、とか、夫もこんな風に可愛がってもらいながら育ててもらったんだろうな、と、赤ちゃんを通して感じることのできるバックグラウンドは、命がつながっていることをひしひしと感じます。

息子の初参りでは、夫が産まれたときに使用した産着を使わせてもらいました。息子の初参りでは、夫が産まれたときに使用した産着を使わせてもらいました。

一人目が産まれたときに、両親にプレゼントした、木工作家である友人が作ってくれたフォトフレームに入れた写真と、夫がデザインした顔写真入りのワインボトルとアルバムは、今見てもこちらの熱もこもっています(笑)。

世界に一つしかない家族だけの宝物だなと思います。世界に一つしかない家族だけの宝物だなと思います。

二人目ともなると、そこまで手の込んだことはしなかったわけですが、1才のお祝いのときに、みんなで一泊の旅行に行くことを企画して、ホテルで一升餅を背負わせたり、手書きの選び取りカードを用意してやらせてみたりと、とっても盛り上がったのでした!

一升餅があまりにも重くて、起き上がれなくなってしまった息子は笑ってしまっていました(笑)。一升餅があまりにも重くて、起き上がれなくなってしまった息子は笑ってしまっていました(笑)。

いつまでも、二人の子どもたちの成長を見ていてほしくて、たくさん迷惑をかけてしまっているけれど、勝手ながらずっと元気でいてほしいなと願わずにはいられません。

それと同時に、両親たちが作ってきてくれた、今までの家庭、家族というものを、自分たちでしっかり試行錯誤しながら作っていく番なんだな…と、改めて考えると壮大で、幸せなプロジェクトであり、両親たちが作ってきてくれたことの偉大さを感じます。まだまだ親になりきれていない自分たちを感じながらも、少しずつ少しずつ、家族のカタチを作っていければいいなと思います。

Rom 岡本雅恵

PROFILE

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料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
https://www.instagram.com/masha518/
https://www.instagram.com/atelier.rom/

(制作 * エチカ)

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