先輩パパとママの毎日コラムvol.300

オガワナホのいろいろ子そだて記「妊娠中にやったいろいろ Part1(前編)」

2020/2/10
オガワナホのいろいろ子そだて記「妊娠中にやったいろ... オガワナホのいろいろ子そだて記「妊娠中にやったいろ...

マタニティ期のお楽しみにはどんなことがあるでしょう。オガワナホさんの楽しみ方Part1(前編)をお届けします。

妊娠中はいつも人生最初で最後であろうという気持ちがあり、体調を気にしつつ、妊婦の今しかできないことにいろいろ挑戦してみました。そんないろいろをご紹介します。まずは記念になるものシリーズ(前編)です。

将来の贈りもの。ベビーリング

出産の記念に何かを残したくて、結婚指輪を作ってもらって以来、ずっと仲良くさせてもらっている友人のhumの稲沼由香さんにベビーリングの相談をしました。ベビーサイズで作ってもらうのではなく、私が身につけられるピンキーリングにしてもらいました。石は3月の誕生石アクアマリンで。ベビが成人するまでは私がお守り代わりにつけ、いつか本人に渡せたらと思っています。最近、少しずつ言葉が増えてきた娘は私の左手の薬指のマリッジリングと小指のピンキーリングに興味津々です。じーっとみつめてにっこりして、「あるー!」と言い、自分の手を何度も見ては「ないー!」と言っています。1才にして早くもジュエリーに興味があるのでしょうか。結婚するまで指輪にまったく興味のなかった私とは違い、女子っぽいのかもしれません。20才になったときにこの指輪を渡すことを想像すると、楽しみで仕方ないです。夫は娘が20才になったら「自分の結婚指輪もあげるからね!」なんて言っています。なぜ!?

ベビーリング

思い出深い4Dエコー

通っていた病院ではよほど緊急性がないかぎりは4Dエコーをしない方針で、いつも砂嵐のような画面を見ながら、これが頭で、体で……と説明を受けても想像力が足りないのか、イマイチぴんときていませんでした。そこで2度ほど別の病院で4Dエコーを受けてみることにしました。

最初は18週目。体はまだガリガリで、ちょっとホラーっぽく見えるものの、口をあけたり鼻があったりと小さいながらも、顔はかなり出来上がっていてびっくり!指しゃぶりしている様子も見られました。「赤ちゃんもおなかの中で暇になると指をしゃぶって遊んだりしているんですよ」との先生の解説に思わず笑ってしまいました。こんな長い間、暗いおなかの中でぷかぷかしていたら、暇なことの方が多そうです。このときかかりつけの病院ではまだ未確認だったのですが、担当してくださった先生が「割れ目が見えるので女の子ですね」と性別まで教えてくれました。エコーでもバッチリ割れ目を見せてくれました。

4Dエコー

2度目は29週に夫をつれて。この時期のベビはいつも私のおなかの中で横に浮いている横位の状態が多く、この日も横向きでしかも手を顔の前において隠していました。担当の若い女医さんが「おーい!お顔みせてー(ハート)」と優しい声で声がけしてくれても、恥ずかしいのかずっと顔を見せてくれません。私も必死の声がけとテレパシーを送り、制限時間ギリギリでようやく見せてくれた顔は、肉もついてより人間らしくなっていました。まるで粘土彫刻のような質感です。口がぽってりしているところや、小鼻が広いことなど、かなり具体的にわかりました。生まれて来たばかりの写真と見比べると、ほとんど同じでした。今回もやはり、女の子でしょうとの判断でした。立ち会った夫も、砂嵐エコーを見たことがあったけれど、4Dは初めてだったので興味深く見ていました。帰り道、感激しすぎたのか「おひめさまのように育てよう!」と生まれる前から親バカ発言がでるくらいでした。

後編へ続く

オガワナホ

PROFILE

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日本、アメリカ、台湾、香港など国内外で活躍中のイラストレーター。書籍や雑誌、文具などのグッズのほか絵本も手掛ける。ご主人・娘さん・愛犬と4人でのんびり東京暮らし。
www.naho.com

(制作 * エチカ)

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