先輩パパとママに教えてもらいました!

vol.76 神楽坂発酵美人堂・清水紫織さんの、マタニティ期に発酵料理をひとさら添えて #2「マタニティの味方、季節のフルーツを一皿に。『柿とアボカドの醤和え』」

清水紫織 2023/4/19

妊娠をきっかけに発酵食と出会い、発酵料理専門の料理教室「神楽坂発酵美人堂」を立ち上げ、たくさんの人にその魅力を伝える清水紫織さん。妊娠中のエピソードとともに教えていただく、マタニティ期におすすめのレシピ。2回目は妊婦の大敵シミやつわりの味方、季節のフルーツを使った一皿です。

——「柿とアボカドの醤和え」はどんな一皿ですか?

清水さん
私は妊娠中、シミができやすくなるのでフルーツなどからビタミンを摂るように心がけていました。また、つわりのときでもフルーツは食べやすかったので、季節のフルーツを使った料理をよく作っていました。今回のレシピも旬のフルーツの柿と発酵調味料の「醤(ひしお)」を使った一皿です。春夏には柑橘類もおすすめですよ。また、体重増加を気にされる妊婦さんも多いと思うのですが、良質な脂質は大切な栄養素。アボカドは妊婦さんにおすすめの食材なんです。

——柿と「醤(ひしお)」という意外な組み合わせですね!フルーツと醤油味がマッチするのは新しい発見でした。さっぱりといただけそうで、栄養価も高くて妊婦さんに嬉しい一皿です。つわりのときには、清水さんはどのように過ごしましたか?

清水さん
私は空腹時に気持ち悪くなる「食べつわり」タイプでしたので、こまめに少しずつ食べるようにしていました。後期は胃が圧迫されて量が入らなくなったので、この時もまた少量ずつ何度かに分けて食べていました。食事を作りたくないときには、乾物と味噌をマグカップに入れてお湯を注ぐだけの味噌汁にしたり、無添加の冷凍食品に頼る日もありました。最近はオーガニックや無化調、無添加の商品が増えていますのでストックしておくと安心です。罪悪感もありません。それでも、梨しか受け付けない時期があって、ひたすら梨を食べていた思い出も。一生分の梨を食べたと思います(笑)。

—— 一生分の梨を!妊娠すると食べたくなる食材やつわりで食べられる食材は人それぞれですが、食欲がなかったり辛い時期にも、発酵食品は一役かってくれそうですね。

清水さん
そうなんです。発酵食品には旨味がたっぷりあるので、食欲がないときにも口にすれば意外と食べ進められたり、少量しか食べられないと便秘がちになるところを腸活できるのも発酵食品の魅力。私自身、発酵食品のおかげでつわりで辛い時期を乗り越えることができました。

RECIPE

柿とアボカドの醤(ひしお)和え

材料(作りやすい量)

・柿…1/2個
・アボカド…1個 
・醤(ひしお)※…大さじ1
・レモン汁…小さじ1

※「醤(ひしお)」の作り方はコチラ

作り方

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PROFILE 清水紫織 自身のアレルギー改善をきっかけに発酵料理人の伏木暢顕氏に師事し、広く発酵食の魅力を伝えたいと2015年に発酵料理専門の料理教室「神楽坂発酵美人堂」を立ち上げる。発酵をより深く学ぶため、東京農業大学醸造科学科で科目等履修生として三年学ぶ。教室運営のほか発酵食品のブランドも手がける。0才からの腸活を掲げキッズ発酵教室も定期的に開催。著書に『発酵料理のきほん –はじめてでも、とびきりおいしく』(朝日新聞出版)、『発酵調味料でつくる からだにいい 発酵スープ』(朝日新聞出版)、時短にもなって、多忙なママやパパにおすすめの『発酵食のストックレシピ  “漬けて置く”だけ、おいしく整う』(マイナビ出版)。
https://www.hakko-bijindo.com/
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