先輩パパとママの毎日コラム

vol.143 伊野家の子育て日記「焦らずゆっくり、離乳食」

伊野妙 2018/3/20

写真好きのママがお届けする、2人の子どもの子育て写真日記。今回のテーマは「離乳食」です。

栄養摂取のすべてを母乳やミルクに頼っていた赤ちゃんが、少しずつ食べものを口にするようになる。離乳食の初めの一歩は、ものすごく大きな一歩に思えるし、アレルギーの心配など気をつけなくてはいけないこともたくさんあるし、ふだんの(大人用の)食事とはまったく違う調理をしなくてはならないし、いろんな意味でドキドキのイベントだと思う。

首がしっかりすわっていること、おすわりができること、スプーンなどを口に入れても押し出さなくなっていること、などを目安に、生後5-6ヵ月頃からはじめると良いとされている離乳食。我が家の子どもたちはふたりとも、おすわりが安定するのが遅かったこともあり、比較的ゆっくりめの、9ヵ月頃からのスタートでした。

お粥ひとさじから始まって、少しずつ量や品目を増やしていくのだけれど、とはいえ全体量が少ないので、写真を撮る間もなく終わってしまっていたのか、単に余裕がなかっただけなのか(その可能性は大)、娘が離乳食を食べている姿はあまり残っていない。

一方、息子が離乳食をはじめた頃には、3才になっていた「おねえちゃん」が積極的に手伝ってくれたので、娘に食べさせてもらっている息子の写真がたくさん残っていて、懐かしく見返すのが楽しい(娘の時ももっと撮っておけばよかった…いまさら遅いけど)。

我が家の子どもたちは揃って食いしん坊で、スタートこそ遅かったけれど始めたらパクパクと快調に食べ進め、食べさせるのに苦労することはほとんどなかった。これに関しては、わたしが作ったものの善し悪しというよりも、本人たちの資質だと思うので、ラッキーだったなと思っている。

野菜もあまり嫌がらず食べてくれたけれど、なかでも、簡単にできてしかも野菜を無理なくたくさん摂れるので、娘の離乳食の頃から現在に至るまで、よく作っているのが、「重ね煮」。

お鍋に切った野菜を重ねて弱火でじっくり火を入れていく調理法で、野菜のうまみが引き出されるので味つけは最小限で済むし、何種類もの野菜を一度に入れられるから、何品も作る余裕がなくてもこれさえ食べれば大丈夫という安心感もある。

離乳の進み具合によって、ブレンダーにかけたり、そのまま食べさせたり。なにより、下ごしらえの必要がなく、野菜を切って重ねるだけという手軽さが嬉しい。

もちろん子どもだけでなく、大人が食べてもおいしい。アレンジも効きそうなので、作り置きして色んなメニューに応用させながら楽しむというのも、これからやってみたい。

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PROFILE 伊野妙 東京生まれ、横浜育ち。女の子と男の子の三児の母。家庭業の傍ら、編集・ライティング・翻訳などの仕事を少々、ニットデザイン・制作販売の仕事を少々(Juhla[ユフラ]主宰 /『輪針だからカンタン! おしゃれでかわいい手編みこもの』発売中)。
http://instagram.com/eatoooni
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