子育てエール!専門家による、ママパパ応援コラム
まだ話すことができない赤ちゃんは、症状を自ら訴えることができないため、知らないうちに病気が進んでしまうのでは?と心配になることもありますよね。今回は、気をつけたい赤ちゃんの症状についてご紹介します。
赤ちゃんが病気にかかりやすい時期っていつ?
赤ちゃんは、ママのおなかの中にいる時はへその緒から直接“免疫”をもらっています。生まれてからはそれが少しずつ減少し、生後6ヵ月前後にはその免疫が最も少なくなるといわれています。
その時期から発熱したり、風邪を引いたりする可能性が高くなるでしょう。
注意すべき症状とは?
様々な体調の変化がありますが、以下の症状がみられる場合は、すぐに病院を受診したほうがよいでしょう。
外出の機会が増えるようになると、細菌やウイルスの感染症にかかる機会も増えることになります。上記の症状がみられる場合は入院が必要になる可能性もあるため、様子がおかしいと思ったらすぐに病院に行くようにしましょう。
特に、乳幼児にみられる病気として、腸重積(ちょうじゅうせき)というものがあります。(※腸重積とは、生後3ヵ月から2才までの子どもに突然発症する腸の病気)
この病気を発症すると、それまで元気だった子どもが急に10〜30分おきに火がついたように泣き出し、しばらくすると泣き止むということを繰り返します。発症後24時間以内に処置ができると、重症化を防ぐことができるといわれています。
少しでも早く異変に気付き、適切な治療を受けられるようにしたいですね。
予防するにはどうしたらいい?
子どもは病気になりながら強くなっていくとはいえ、つらそうな姿はできるだけ見たくないものです。
感染症による病気を防ぐためには、特に月齢が低い時には人ごみへの不要な外出は控え、食事前には手を洗ったり、口に入れるおもちゃの消毒をしっかり行いましょう。また、予防接種については副反応もあるため受けさせていいのか心配になることもあるかもしれませんが、小児科医と相談しながら受けられるものはできる限り受けるようにしましょう。
また、普段から栄養や休養を十分取るようにし、抵抗力をつけておくことも重要です。
最後に
はじめての子育てでは、とまどうことや不安なことがたくさんありますが、慌てず、冷静に対処するようにしましょう。普段からお子さんの様子をよく見てあげること、信頼できるかかりつけの病院を見つけておくことが重要です。お子さんが元気な時は、不用意に心配しすぎないことも大切ですよ。