先輩パパとママの毎日コラム

vol.28 謎だらけのいきものがやってきた「父親だって褒められたい。」

岡田裕介 2016/7/6

デザイナー・岡田裕介さんが、“ナゾだらけの小さな生きもの”との日々を綴った、新米パパ日記。

実際に子どもをおなかの中に抱えて、いのちのやり取りをする母親とちがって、父親はどうしたってできることは少ない。どっちかっていうと役に立たないことが多い。

それでも、はじめての子どもという謎だらけのいきものを前に、僕にはなにができるんだろう?と考えた。

できることは少ないかもしれないけど、やれることはやりたい。あわよくばちょっとくらい役に立って褒められたい。

そんな気持ちで、子どもが生まれる前から自分なりに「父業」をがんばってきたつもりだけど、あれでよかったのかな?本当は別のことして欲しかったのかな?

自分ではわからないので、ワイフに聞いてみることにした。

「父親が役に立った。と思うことってなに?」

【これがよかった(1)】お願いしなくても、自分から行動してくれた。

子どもができて、今まで自分1人でできていたことが思うようにできなくなってきたときに、自分からあれこれお願いするのは意外と気がひけるもの。心の中で「あれやっといてくれないかなぁ……。」と思っていたことを、自分から「やろうか?」と言ってくれたのが助かった。

おなかが大きいと大変なお風呂の掃除をしてくれたり、つわりが辛かった時期に無理してご飯作らなくてもいいよ、と言ってくれたり。ちょっとしたことですが気がラクになった。

私より早起きして子どもの朝ごはんをつくってくれる。

【これがよかった(2)】いっしょに子育てしている感じがする。

子どもが生まれたばかりで不安だらけで心ぼそかったときにそばにいてくれた。あと、むくみがひどかったり疲れているときにマッサージしてくれたのがうれしかった。

母乳とミルクで育てていたが、深夜でも起き出してミルクを用意してくれたので授乳がスムーズになり助かった。

ベビーカーや抱っこひもなど、いろいろなものを買ったり用意しないといけないときに、一緒に検索して口コミをみて選んでくれたり。

通勤は大変になってしまったが、実家の近くに引っ越すことに賛成してくれた。

まめに家族の写真を撮ってくれるので、ちゃんと記録ができていて安心。

子どもを連れて二人で出かけてくれて、1人の時間を作ってくれた。友だちと会ったり1泊温泉旅行に行ったりできた。


……なるほどなー。

どれもなんてことない些細な行動だし、すぐにはじめられることばかり。

父親でもできるちょっとした気づかいや、ワイフといっしょになって考えてみることが、家族の絆につながるのかもしれいな。と思った。

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PROFILE 岡田裕介 デザイナー。1才半の息子とワイフの 3人で郊外暮らし。趣味は写真とハンドメイドと自転車と登山。ナゾだらけの小さな生きものにふりまわされる毎日を送る。
Instagram:@demiflare168
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