先輩パパとママの毎日コラムvol.583

愛するプニプニ「マタニティ旅行」 

2023/5/30
愛するプニプニ「マタニティ旅行」  愛するプニプニ「マタニティ旅行」 

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。妊娠安定期、夫とふたりで行った沖縄旅行。妊娠中だから感じること、選ぶプラン。ふたりだけど、赤ちゃんの存在も強く感じるため、今までの旅行とは既に一味違う。そんなマタニティ旅行のお話です。

結婚式後、すぐに妊娠発覚したので、南イタリアへの新婚旅行をキャンセルした私たち。2人でガイドブックを選び、下調べし、予約。旅行に必要なイタリア語をメモ。数ヵ月かけて、うきうきと新婚旅行準備していた。

しかし、それほど楽しみであった新婚旅行よりコウノトリの方が最優先だ。それに、万が一、海外で病院に行くことがあっては心配だし、何よりマタニティ中はナマモノとナチュラルチーズが食べられない。そんな旅は美味しくない。子どもが大きくなってから、子どもと一緒に行ってもいいし、子どもがもっと大きくなってから、また2人で行けるといいね。と魅惑のイタリアとは暫くバイバイした。

つわりも落ち着いた頃、赤ちゃんが生まれる前に、やりたいことを考えていた。安定した妊娠だったため、国内ならば、遠出の旅行もしたいなと思うようになり、連休に合わせて3泊4日の宮古島旅行に行くことにした。私たちの初めての旅行も沖縄本島。夏休みの行き先は沖縄が多め。プロポーズは石垣島。何かと2人の思い出が多い沖縄方面は私たちを癒してくれる。

宮古島旅行

この旅の頃、妊娠7ヵ月で11月だった。南国の沖縄も夏は終わり。とはいえ、やはり沖縄の空港に降り立つと、南国の空気が心地よかった。あぁ、沖縄が好きだ……。この空気、湿度に包まれると、安心する。来てよかった。

妊娠中は気持ち穏やかに、そしてリラックスしていたい、と思っていたので、おなかの赤ちゃんにもこの旅のいい影響が出たらいいな、と思った。何がどんな影響がいかほど出るのかは知らないが。とりあえず、いい旅になったらいいな、と。

ちなみに、大きなおなかで飛行機に乗ると、CAさんがアテンドしてくださった。自分としては、元気な妊婦なので、お気を遣わずに……という程、手厚いサービス。ザ・ジャパニーズサービスクオリティ!ちなみに飛行機着席時はおなかが苦しいので、毛布を座布団がわりにした。

宮古島に行くと、いつも泊まるホテルがある。今回もそちらを拠点に選んだ。何度も泊まるホテルは、ホッとして居心地がいい。最新リゾートホテルも近くにあるので、そこにも足を延ばして、ランチしたり、マタニティ水着を着て、温泉プールにも入った。そこでは滑って腰を打ち、夫に怒られた。何事もなく心底よかった。

旅の想い出

海には入らず、アクティビティもしない。私が水着を着て、やる気満々砂浜にいると、足だけね……と、夫が後ろからセーブする。旅行だと、はしゃぎ過ぎてしまう私を夫はよく知っている。

ドライブし、素晴らしい景色をみて、美味しいハンバーガーやらフルーツアイスを食べ、ソーキそばを食べ、またドライブし、ふざけて写真を撮る。これまで沖縄に行くと、シュノーケルやトレッキング、船など、アクティブに動き回っていた私たちなので、今回はかなり穏やかなスケジュールだった。

それでも、このときの旅は色濃く覚えている。2人だけで、たくさん話した。話したと言っても、本当にふざけたような事だが。でも、子どもたちと行く最近の旅は、行き先もする事も、子どもたちを楽しませることでいっぱいの旅だ。写真も子どもたちの可愛いショットばかり。それも、最高に幸せだ。けれど、2人であれしよう、これしよう、と気ままに行動した旅は、今や目を細めてしまうほど懐かしく、妊娠中という限られた時間の中での2人の思い出だ。

次、来るときは赤ちゃんと一緒だねぇ。本島の方が子どもは楽しいのかな?でも、また離島にも行きたいねぇ。と話しながら帰ってきた。

馴染みのホテルで、無理せず、心からリラックスできたマタニティ旅行であった。さらに、大好きな沖縄の景色の中で、のびのびとしている、大きなおなかの自分の写真が残せた。これもある意味、マタニティフォトよね。娘と今度沖縄に行ったとき、見せてあげよう。おなかの中にいたとき、一緒に来ていたんだよ、と。

かみやかやこ

PROFILE

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
https://www.instagram.com/kamiyakayako/

(制作 * エチカ)

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