先輩パパとママに教えてもらいました!

vol.77 神楽坂発酵美人堂・清水紫織さんの、マタニティ期に発酵料理をひとさら添えて #3「食欲がないときにも、時間がないときにも。鍋を使わない『梅干しと切り干し大根の醤スープ』」

清水紫織 2023/4/20

妊娠をきっかけに発酵食と出会い、発酵料理専門の料理教室「神楽坂発酵美人堂」を立ち上げ、たくさんの人にその魅力を伝える清水紫織さん。妊娠中のエピソードとともに教えていただく、マタニティ期におすすめのレシピ。3回目は鍋を使わない、超お手軽スープです。

——「梅干しと切り干し大根の醤スープ」はどんなレシピですか?

清水さん
鍋を使わずにお湯を注ぐだけの、本当に手軽に作れるスープです。私も妊婦時代はもちろんですが、朝ごはんや子育てに追われて時間がないときに助けられているレシピです。

とにかく冷えが大敵と言われる妊婦には、スープはとてもおすすめ。温かいスープにはリラックス効果もありますし、少し体重増加が気になる時期にも満腹感が得られるので。

——妊娠中にはどんなスープを飲んでいましたか?

清水さん
トマトがとても美味しく感じる時期があったのですが、生ばかり食べると体を冷やすのでスープにしてよく飲んでいましたね。トマトは抗酸化作用が期待できるのですが、旨味も多い食材なので少ない調味料でも美味しく仕上がる点でも重宝しました。

——スープは離乳食にも良さそうですよね。

清水さん
そうですね。旨味のあるスープで食材を柔らかく煮ると、塩分が少なくてもとても美味しく仕上がるので赤ちゃんにもおすすめです。最初はスープごとハンドミキサーで滑らかにペーストにしますが、月齢が上がるごとに具材の大きさを大きくしていき、歯触りも楽しめるように成長していきますので、変化の過程も楽しいですね!

また、「塩麹」や「醤(ひしお)」などの発酵調味料も、離乳食におすすめなんですよ。お肉やお魚を漬けると、麹の酵素がタンパク質を柔らかく分解してくれるので、消化器官が未発達な離乳時期のレシピにとても重宝します。

RECIPE

梅干しと切り干し大根の醤スープ

材料(1人分)

・梅干し…1/3〜1/2個分
・切干大根…5g
・醤(ひしお)※…大さじ2
・熱湯…200ml

※「醤(ひしお)」の作り方はコチラ

作り方

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PROFILE 清水紫織 自身のアレルギー改善をきっかけに発酵料理人の伏木暢顕氏に師事し、広く発酵食の魅力を伝えたいと2015年に発酵料理専門の料理教室「神楽坂発酵美人堂」を立ち上げる。発酵をより深く学ぶため、東京農業大学醸造科学科で科目等履修生として三年学ぶ。教室運営のほか発酵食品のブランドも手がける。0才からの腸活を掲げキッズ発酵教室も定期的に開催。著書に『発酵料理のきほん –はじめてでも、とびきりおいしく』(朝日新聞出版)、『発酵調味料でつくる からだにいい 発酵スープ』(朝日新聞出版)、時短にもなって、多忙なママやパパにおすすめの『発酵食のストックレシピ  “漬けて置く”だけ、おいしく整う』(マイナビ出版)。
https://www.hakko-bijindo.com/
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