先輩パパとママに教えてもらいました!vol.19

先輩母さんから教わった、「具沢山の炊き込みごはん」

2017/7/10
先輩母さんから教わった、「具沢山の炊き込みごはん」 先輩母さんから教わった、「具沢山の炊き込みごはん」

菓子・料理家として雑誌や書籍で活躍のほか、お菓子教室なども主催する渡部和泉さんは1児のママ。料理のプロが作る赤ちゃんごはんについて渡部家の食卓をのぞかせていただきました!

赤ちゃんを連れて電車に乗ると、見知らぬ人との小さなコミュニケーションが急に増える。

アウアウ手足をばたつかせる娘を見て「チョーかわいいんだけど」とキャッキャする下校中の女子高生、「バブちゃんいないいないばあ!」とお姉さんしてくれる幼稚園児、「よかったらどうぞ」と席を譲ってくれる若い男性。こちらは娘がいつ泣きだしてまわりに迷惑かけないかドキドキしているだけに、そういう言動に触れると心底ほっとする。

特にご年配の女性は「あらあら〜、いくつなの?」からはじまり、寝ていれば「ちゃんとねんねしていてえらいわ」、起きていれば「いいお顔してるね」と手放しでほめてくれる。時にはピュアな赤ちゃんパワーが語らせるのか、「実はお嫁さんとうまくいってなくて……」とか、「娘が離婚して戻ってきたから私が孫を育てたんだけど、思春期が難しくて……」とか、ディープな相談をされたことも何度か(人生の大先輩にアドバイスなんてできないので、もちろん聞くのみ)。

自分が孫を育てたという方は、「忙しくてごはんを作る余裕がないときは、具材たっぷりの炊き込みごはんがいいわよ」と最後にアドバイスしてくれたっけ。

友人がつくった洋服友人がつくった洋服。これを着ていると「かわいいお洋服ね!」と話しかけてもらうことも多かった。

そうして「赤ちゃん」の時期をすぎると、話しかけられる率は一気に減る。振り返るともっといろんな人から子どもを可愛がってもらったり、いろんな話を聞けたチャンスだったな、と思う。赤ちゃん連れの乗車は緊張するけれど、見守ってくれる人もたくさん。もし話しかけてもらったら、積極的にコミュニケーションをとってみて。ほんのすこし、世界が広がりますよ。

とてとて歩き始めた頃とてとて歩き始めた頃。オムツを入れていたカゴがお気に入り。

RECIPE

《炊き込みごはん》

たくさんつくって、冷凍ストックしておくと便利。子どもも大人も大好きな、わが家の人気メニューです。

材料 (米3合分)

米3合、牛薄切り肉130g、芽ひじき7g、椎茸3枚、レンコン80g、人参60g、薄口しょうゆ・みりん各大さじ3、香菜(三つ葉や小葱でもOK)適宜

  • 作り方
  • 1.鍋に研いだ米と水3カップを入れ、30分ほど浸水させる。
  • 2.芽ひじきは水で戻してから、ザルにあげる。
  • 3.牛肉は一口大に切ってボウルに入れ、しょうゆとみりん各大さじ1を加えあえる。
  • 4.椎茸、人参は細切りに、れんこんはいちょう切りにする。
  • 5.1に残りのしょうゆとみりんを加えザッと混ぜ、4、2、3の順に米の上にのせて広げる。フタをして中強火にかける。10分ほどして沸いたら弱火にし、12分加熱する。そのまま10分蒸らしてからフタをあけ、全体を混ぜる。
  • 6.器に盛り、香菜をのせる。

*お子さんには、いちょう切りのれんこんが入っているので、離乳食が終了して幼児食になってからがおすすめ。

渡部和泉

PROFILE

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菓子・料理家。国際中医薬膳師。漢方薬メーカーや無添加食品会社の勤務を経て、独立。著書に「漬けるおかず便利帖」「季節の手づくりジャムの本」など。少人数のお菓子教室「atelier mel」主宰。

(制作 * エチカ)

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