先輩パパとママの毎日コラム
子どもが社会に出る第一関門の保育園・幼稚園。オガワナホさんの保育園選びは?
生後6ヵ月で見学に行き、入園を決めた今の保育園。毎日外で遊びまくる保育園でとにかくワイルド!見学に行った日、園児たちは公園にいて、下を向いて歩きながら、キョロキョロと何かを探していました。探していたのは椎の実。当時のわたしは、どんぐりと椎の実の違いがまったくわからず、よちよち歩きの子どもたちがたくさん落ちている木の実の中から椎の実を厳選して集めていることに衝撃をうけました。その後、保育士さんに集めた椎の実を炒ってもらい、歯で殻を割って中身だけ食べていてさらに衝撃!そのワイルドで上手なことったら…!惚れ惚れ。父母ともにみんなののびのびした様子に感激して入園を決めました。でも外あそびが基本の園なので、入園はハイハイができるようになってから。しばらく時間がありました。
見学の時に遊びに行った公園では、1才にも満たない子も土とたわむれ遊んでいて、入園前の娘にもそんな機会を、と思うようになりました。近くの芝生のある公園に行って座らせてみると、手を伸ばし芝生の感触を楽しんでいました。枯れた芝生を握っては顔に近づけてじっと観察したり、裸足の足もモゾモゾと動かし、全身で感じて不思議そうな顔をしたり。
ハイハイができるようになると、ピクニックシートに座らせてもハイハイで芝生へ行き、芝生を触ってみたり、木の枝をみつけて握ってみたり、ふんふんと振り回してみたり、とても楽しそう。実は自然と触れ合う喜びは、わたしたち遺伝子に組み込まれているのかも?と東京の片隅でも育ち、もやしっ子だった母は思うのでした。
1才になったばかりで入園した後は、外あそびは本格化。娘は早生まれだったのもあり、ゆっくりの成長で、まだ立つことも歩くこともできませんでしたが、公園の芝生の斜面をハイハイしてみたり、葉っぱや咲く花を触ったりじっと見つめてみたり。日に日に目が輝いていくのがわかり、変化に驚くばかりでした。遊具やおもちゃがなくても、外でハイハイしたりごろごろしたり、歩き回ったりするだけで、こんなにも楽しいものなんだ!と大人のわたしも驚きつつ、今では日々どろどろになりながら一緒に楽しんでいます。この1年でわたしが買った服はほとんどスウェットとかアウトドア系のものばかり。インドア派だったのが嘘みたいです。今では娘もわたしも椎の実ハンターとなり、秋になるとたくさんの木の実の中から椎の実を探せるようになりました。