先輩パパとママに聞きました！
パパはもともと家事が大の苦手！なかなかお手伝いもしてくれないことがママの悩みの種でもあった谷口家。あさひくんが家族に加わり2ヵ月目、いまでは家事も育児もちょっぴり得意になったというパパ。どんなきっかけと工夫があったのでしょうか？
ーー今では育児も家事も積極的に手伝ってくれているとおるさんですが、以前はママになる前のかなこさんもお手上げだったそうです。そんなことを繰り返していくうちに、だんだんと頼みづらくなったといいます。
とおるさん
本当に家事が苦手で。苦手というより嫌いでした（笑）
かなこさん
共働きでしたから、私も忙しく手伝ってほしいなと思う時もあって。ちょっとこれお願い！なんて頼むと、あからさまに嫌な顔をしてきましたよ（笑）
もう、自分でやったほうが早いし、お互いに嫌な気持ちにもならないなと。なんで嫌だったんだろうね？
とおるさん
そもそも苦手というのもあるけれど、頼まれるタイミングかな。テレビとかみてゆっくりしている時にアレコレとお願いされると、え、今？なんで？って思っちゃっていたんですよね。
ーーそんなとおるさんが変わったきっかけは？
かなこさん
妊娠ですね。初期の頃は目に見えるような体調不良がなかったせいか、パパも“うちの妻はぜんぜんつわりもなくて…”なんて言っていたけれど、本当は辛い時だってあったんです（笑）。ただ、ひどくはなくて。だからそれまで通り、家事もやっていたのですが、お腹が大きくなるにつれて、できることに制限がでてきた頃から、料理を作ってくれるようになりました。美味しいっていうと喜んで作ってくれて。なので美味しい美味しいってたくさん褒めました！
とおるさん
褒められると嬉しい（笑）。あと、目に見えて僕がやらなくちゃというのが分かったからか、自然と“嫌”な気持ちがなくなりました。
ーーとおるさんがお手伝いをなかなかしてくれなかった頃、かなこさんもさまざまな工夫は凝らしていたそうですね。
かなこさん
口でいってもダメだから、紙に書きました。それでも忘れるから、目に付く冷蔵庫にペタペタと貼ってみたりも。見栄えが悪いと、扉の内側に貼ったりも。でもやっぱりうまくいきませんでしたね。
とおるさん
目の前で、やることリストを書いて貼られて…。プレッシャーが凄かった（笑）。でもなんだか手につかなくて。後から気づいたのですが、何をどうやったらいいか、実は分かっていなかったんですよね！それに、分からないことを聞くのもちょっと遠慮する部分もありました。
ーー確かに「掃除をする」「洗濯物を畳む」など、日頃からやっている人にとっては何気ないタスクも、慣れていない人にはプロセスが分からないこともありますよね。
かなこさん
実は最近、育児・家事を家族で共有するためのアプリを使い始めてから思ったんですが、もう少し具体的に細かくお願いすればよかったんだなと。例えば、育児でいうと『オムツ替え』をお願いするとしますよね。実はそこにはオムツを替える前後に、おしりふきを準備したり、着替えも必要だったり、替えたオムツはちゃんと捨てるなど、といろいろあるんです。そこも共有しないと、頼んだのにちゃんとやってくれてないじゃん！というストレスに。相手も、オムツは替えたのに怒られた！という認識のズレがでちゃうんですよね」
とおるさん
今は頼まれごとをするときに、アプリ内で１２３と手順ごとにやることを明確にしてくれているので、本当に分かりやすいです！
ーー取材中、ちょうどお腹が空き始めたあさひくんに、自然とパパがミルクをあげていましたが、分担はありますか？
とおるさん
家事も育児も分担は決めてなくて、できるほうがやればいいと思っていたんですけれど、いろいろ教えてもらいながらできることを増やしていかないと！
かなこさん
わたしも言葉足らずだったし、さらに急いでいるから早口で（笑）。申し訳なかったです。夫婦の喧嘩の原因のほとんどは、家事や育児のこと。いまではすっかり喧嘩もなくなりました。これからも仲良く３人で暮らしていきたいです！