先輩パパとママの毎日コラム

vol.475 愛するプニプニ「赤ちゃん性別判定からのお迎え準備」

かみやかやこ 2022/3/21

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。性別発覚は妊娠5ヵ月頃。「ほぼ男の子」と告げられたとき、嬉しいよりびっくり。女の自分の中に男の子が生きている不思議さ…。それを告げたときの長女の反応。そして男の子を育てる楽しさのお話です。

我が家の1人目は女の子だ。その性別が発覚したのは、妊娠8ヵ月頃。ここまでわからなかったら、女の子だろうなぁと思っていたし、女系家族なので、あぁやっぱり。という感じだった。

そもそも、初めての赤ちゃんだし、どちらの性別でも嬉しかった。しかし、女の子は洋服選びも楽しいし、でも全部ピンクにはしたくないし、絶妙に自分の好みを取り入れながら、揃えていくのが楽しかった。

そして、2人目が欲しいなぁと思い始めた頃。我が家の子どもは2人計画かな、と話していたので次の性別は気になるところだった。姉妹でも家が華やかで楽しいし、姉弟でも賑やかで楽しいよねぇ。どちらでも結果、楽しみ、ということなのだ。

そして、性別判断は突然やってくる。5ヵ月頃の3Dエコー健診の日。「きっと今日わかる」と夫に告げ健診に来ていた。待合室ではドキドキしていたが、なんとなく女の子だと思っていた。まず心臓の動き、脳、臓器、骨の確認。「問題ないですね。お顔も見れますよ」とどんどん進み…「性別知りたいですか?」と聞かれた。

「は、はい!」「では見えますか〜?ほぼ男の子決定ですね〜」

えええ。そうなのー?びっくりした。衝撃というか、なんだろう。女である自分の体の中に、男の人間が成長している。「嬉しい」は赤ちゃんが宿ったときに感じていたので、驚きの方が今回は勝った。男の子かぁ…男の子…男の子かぁ……。どうやって育てればいいんだろう。とぼんやりしながら、娘と夫のいる家に帰った。

夫は性別判定を心待ちにしていた。娘はあんまり目を合わさない。「王子様でした〜。我が家のお姫さまは長女ちゃんだけです!」と話すと、娘はぱぁっと顔を輝かせた。どうやら弟がよかったようだ。それは何より。

さて、性別もわかったことだし、出産準備をどんどん進めるぞ。と、娘が赤ちゃんの頃に着ていた服を引っ張り出した。しかし、娘にはピンクやフリフリを着せていたので、弟に着せられる服はほぼ無い。男の子の服はどのブランドが自分好みなのか、ネットでいろんなブランドを物色した。女の子の服の方が可愛いというけど、男の子もキュンとするものはたくさんある。私は宇宙、動物モチーフが好きなので、男の子洋服も楽しめている。けれど、哺乳瓶やおしゃぶり、布団など、家で使うものはお姉ちゃんのお下がりを使っていたので、部屋の中ではまるで女の子のようだった。

ちなみに襟レースの服も王子様みたいに、着れるんじゃないかな?と着せてみたが、王子様にはならなかったので、やめとくことにした。

スタイがなかなか曲者だった。お姉ちゃんのスタイが沢山あったのだけど、外につけて出るアイテムだし、弟には花柄はちょっと似合わなくて、使えなくなってしまった物が多かった。スタイは私の中で衛生用品?に近しい感覚なので、人に譲ることもできず、家の中のちょっと拭きの雑巾タオルとして、使って処分している。

男の子の服といえば、昔、二度見するほどおしゃれな少年を見た。トレンチコートの襟を立てて、袖をクシャッと丸め、デニムから男の子らしいやんちゃな靴下を覗かせる。そんなパリジャンのような7才くらいの少年をコーヒー店で見たことがあり、衝撃だった。ママとしては、そんな少年になったら、キュンキュンしちゃう。

ちなみに私は息子に対して、アロハーという感じでママと肩を組んで、きれいな歯をチラッとのぞかせて爽やかに微笑む青年に育ったら…と夢を見ている。けれど、それは夢だとわかっているので、まずは心豊かに、のびのび元気に大きくなりますように。

でもあわよくば、夢が叶いますように。

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PROFILE かみやかやこ 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
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