先輩パパとママの毎日コラム

vol.552 はっぱと風とみちくさ子育て「おなかの中の赤ちゃんと笑顔に、幸せになれるフラ」

阿部菜々恵 2022/12/15

自然豊かな信州でネイチャーガイドをしながら2児の子育てに奮闘中の阿部菜々恵さん。今回は妊娠中にやっていてよかったこと、フラについてのお話です。

フラは妊娠前から楽しんでいて、その魅力はたくさんありますが、妊娠中〜出産時にやっていてよかったと思った点をいくつかお話していこうかと思います。

まず、フラといえば私は「笑顔」を思い浮かべます。笑顔で踊ることが多く、フラの曲に身をゆだね踊っているだけで、幸せホルモンがたくさん出ているような気がします。お母さんが幸せなら、きっとおなかの赤ちゃんも幸せなはず!気のせいか、踊るとよくクルクルとおなかの中で動いていたような… 。穏やかなあたたかな音楽も、きっとおなかの中に届いていたのではないかな〜と思います。

そして、衣装のパウというフラの練習用のスカートがとても素敵で、これを着て踊ることが毎回楽しみでした。パウは腰ではくことで、フラ独特の腰の動きがよりわかりやすいようになっています。いろんなデザインや色があって(ハワイの自然、葉っぱや波や花、神様でもある亀などをモチーフにしたものが多い)、たくさんのギャザーがあるので、着ているだけでなんだか嬉しくなってしまうのです。私はちょっとシックなものを着ていましたが、教室でみんなの色とりどりのパウがクルクル・フワフワと回ったり動いたりするのを見るだけでも幸せな気持ちになりました。

パウはウエストを調整して着ることができるので、おなかがある程度大きくなってもゆったりと着ることができます。発表会用の衣装は曲に合わせて先生が手作りしてくださったり、みんなで森や庭でレイの材料を探して作ったり(トップ写真は木の実のブレスレットで、衣装とお揃いのリボンが結んであります)、リボンでレイを縫ったりして、それを身に纏うとまるで自分が妖精?女神?になったような気持ちになりました。

(左)フラのレッスンの様子。左側が私です。(右)自分で作ったリボンレイ。ハワイにあるピカケという花を模して作りました。

また、私の通っていた教室では、振り付けはその曲の詩に合わせて先生が考えてくださっていたのですが、手や身体を動かすことで、普段なかなか感じられない気持ちを表現できたり、自分の内面が穏やかになったり。私は赤ちゃんへ話しかけながら踊っていました。

特に妊娠してからは大好きな曲、クリスマスの歌がありました。『空に虹の橋がかかり、その虹に願いをかけよう たったひとつの願い それはあなたの笑顔に会えること』というような内容で、息子の予定日がクリスマスだったこともあり、私は赤ちゃんに無事に会えますように…元気な笑顔に会えますように…と想いを込めながらよく踊っていました。

そして、まさに出産のとき、虹の橋が陣痛とともに我が家にかかったのです。そして、クリスマスイブに元気な息子を出産!我が子は奇跡の子でしょうか(笑)。できすぎで思い出すとちょっとにやけてしまうのですが(笑)、幸せな気持ちになります(しかし陣痛と出産は27時間もかかり、かなり長い闘いでした)。

(左)陣痛のはじまりとともに我が家の上にかかった虹(見えるでしょうか?)。(右)クリスマスイブの正午、産まれてきたばかりの息子と初めて対面したとき。

息子が産まれてからは、真夜中の授乳の間も病院のベッドの上でフラの曲を聴きながらしたおかげで、心を穏やかに過ごせました。産後家に帰ってからも、寝かしつけのときや抱っこのときなど子どもたちも穏やかになるので、よくフラの曲をかけていました。

今は庭のテラスをステージにしては、青空や紅葉を娘と眺めながら時々踊っています。今では1才過ぎた娘も不思議な顔をしながら、手をあげたり回ったりと真似をするようになりました(なんて可愛い!)。すると抱っこで凝り固まった腕や背中がいつの間にかほぐれ、心までもほぐれていくのを感じます。

またいつか子どもたちが少し大きくなったらレッスンにも通いたいですが、今のこんなフラとのつきあい方もいいのかな〜なんて思ったりしています。

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PROFILE 阿部菜々恵 ネイチャーガイド/保育士/野草ハーバリスト
道草を愛でること、食べることがライフワーク。軽井沢周辺の森のガイド、森のようちえんの講師などを行う。子育てや暮らしの中で美味しく、楽しい自然の楽しみ方を提案。野草茶、野草料理などのワークショップなども行う。下見と味見は2016年生まれの食いしん坊な息子と2021年生まれの娘と共に。
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