子育てエール!専門家による、ママパパ応援コラム
お腹に赤ちゃんを宿して、初めて赤ちゃんの動き(胎動)を感じたときのママの感動は、きっと忘れることができないと思います。今回は、お腹の中の赤ちゃんに話しかけてあげることの大切さをご紹介します。
お腹の中の赤ちゃんに、声は聞こえるの?
妊娠8週頃には耳の原型ができ、諸説ありますが16〜20週ごろには音を認識することができるようになるといわれています。ママの声やお腹の消化音、子宮の血流音、心音など、かなりにぎやかなお腹の中で育っていき、28〜30週頃には外界の音も認識できるようになるといわれています。ただし、赤ちゃんは羊水の中にいるため、プールの中で聞こえるような、くぐもった音で聞こえていると考えられます。それでも、直接聞こえてくるママの声は聞き分けることができるとされています。
赤ちゃんの脳への刺激について
胎児はお腹の中で、体の器官や様々な感覚がめざましい成長を遂げます。赤ちゃんにはママが話していることの細かい内容はもちろんわかりませんが、ママがリラックスして話しかけると、それが赤ちゃんにも伝わり、とても良い刺激となります。
話しかけたことによる出産後の影響とは?
話しかけが習慣になっているママは、生まれた後もどんどん話しかけていき、赤ちゃんの脳の発達にさらに大きな影響を与えるでしょう。胎児の頃から赤ちゃんへ話しかけることでママの自覚が芽生え、幸福感が増すこともママのメリットといえます。
最後に
話しかけがもたらす赤ちゃんへの効果は、科学的にまだ全てが証明されたわけではありませんので、話しかけなければ…と義務的になる必要は全くありません。ママと赤ちゃんが幸せな気持ちになれるよう、少しずつ無理のない範囲で話しかけてみましょう。きっと楽しく貴重な妊娠ライフを過ごせると思いますよ。