カラーコンサルタントが教える!赤ちゃんとママのための効果的な色の使い方

vol.3 妊婦さん・ママが元気になれるカラーセラピー

三浦まゆみ 2017/1/25

いよいよママと赤ちゃんのための色の活用術も最終回です。 最後は、気持ちが揺れ動きがちなマタニティライフ、子育てライフにカラーセラピーを取り入れて、できるかぎり心地よく過ごすための方法についてお話します。

マタニティ・子育ての時期は人生の中でも特別な時間。赤ちゃんとの対面を想像してワクワクしながら待つ10ヵ月。そして、産まれてからは、子どもの笑顔を見るたびに何度も幸せを感じられるかけがえのない時間ではないでしょうか。

そんな妊婦さんとママを元気にする代表色は「ピンク」です。
最近の研究結果では、色を見ることで人間の脳内物質の分泌が促進され、ピンクを見ると幸福物質のドーパミンが分泌され幸福感や満足感をアップさせてくれると言われています。アメリカの刑務所では壁や天井の色をピンクに塗り替えたことで、荒々しかった受刑者たちが穏やかになったという報告があるほどです。

また、ピンクは女性ホルモンの分泌も活発にするので、細胞や肌組織に活力を与え、アンチエイジングや美肌効果が高い色。ぜひインテリアやファッションにピンクを取り入れて、女子力&幸せ度をアップさせてください。ピンクのお花を飾って眺めるのもおすすめです。

そんな幸せなマタニティ・子育ての時間ではありますが、マタニティーブルーという言葉があるくらい、ちょっぴり不安になったりイライラしたり、ホルモンの分泌の関係でママの気持ちが不安定になりやすいことも。

そんなときに効果があるのが、お絵かきなんです。絵を描くといっても上手に描こうと思わなくて大丈夫。白い紙と色鉛筆やクレヨンを用意して、色を楽しむイメージで好きなように線を描いたり塗ったりすればOKです。

不安やイライラがあるときは、その気持ちをぶつけるつもりで紙一杯に気になる色を塗ってみてください。イメージは火山の噴火。赤でも黒でも紫でも、激しい色を使っても大丈夫。塗っているうちに、次第にあなたの気持ちがスッキリしてくるはずです。塗り絵には自律神経を整える効果があるのです。

そして、気持ちが落ち着いてきたら、パステルカラーを使って円を描くようにぐるぐると塗ってみてください。パステルカラーは人間を一番リラックスさせる色。がんばっている自分を褒めながらやってみると、優しい色を見ているうちに心が安らいでいきますよ。

ご紹介したカラーセラピーはほんの一部です。 みなさんも、ぜひ自分にぴったりのオリジナルな活用方法を見つけてみてくださいね。

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PROFILE 三浦まゆみ カラーコンサルタント。1999年よりカラー業界に従事。パーソナルカラー、企業戦略としてのカラー提案などのコンサルティングを行う。感性だけではなく理論の裏付けのある提案に定評あり。
また、カラースクールIn-Living-Colorを主宰し、「色を仕事にする方法&ビジネスに役立つ色使い」をテーマとしたセミナーを開催。
https://ilcolor.com/
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