子育てエール!専門家による、ママパパ応援コラム

vol.21 パパに知ってもらいたい!「立ち合い出産」のいいところとは?

武井 智昭 2017/3/1

臨月に入り、実際に出産するママも、そしてパートナーであるパパも、ようやくわが子に会える喜びを感じる半面、緊張と不安でドキドキな日々をお過ごしのことでしょう。いざ出産となると自分の姿をパパに見られるのは恥ずかしい…と立ち会い出産をためらっている方もいると思います。今回は、そんなママに立ち合い出産のメリットをご紹介します。

ともに辛さと感動を共有できる

ママにとって、出産は人生で大きなイベントといえるでしょう。パパとともに出産の辛さと、赤ちゃんが生まれる感動を共有できるところがメリットの1つではないでしょうか。

個人差はありますが、出産は早くても約12時間、時間がかかれば24時間以上という長丁場になることもあります。その間、パパが一緒にいて励ましてくれることが心の支えとなり、より一層パパへの頼もしさを実感できることが多いですよ。そして、ママのお腹の中で10ヵ月ほどいたわが子との感動的な対面も、2人だからこその感情が強くなり、愛情や思いやりがさらに増すはずです。2人の絆が深まることは間違いないですよ。

パパの育児への参加が積極的になるって本当?

パパが出産に立ち会ったことにより、その辛さ・大変さを実感することができます。自分ができることは何かな…と考えて、育児への参加が積極的になるパパが増えているようです。ママは出産しても、その疲労を完全に回復しないまま2〜3時間ごとの授乳があるため、寝不足となり体はとてもつらい状態です。

やさしい言葉をかけてあげるという配慮はもちろんのこと、育児の中で以下のようなことをしてあげるとよいでしょう。

また、ママがリラックスできる時間を作ることもおすすめです。

立ち会い出産により、思いやりの行動が増えていくでしょう。

最後に

出産とは、人生において痛みもあり感動もある女性ならではの大きなイベントです。だからこそ、パートナーであるパパとともにその時間と感情を共有することは、家族関係を充実させ、絆を深めるうえで重要です。また、パパへの愛情・信頼にもつながりますよ。

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PROFILE 武井 智昭 慶応義塾大学医学部。慶応義塾大学医学部で小児科研修を修了したのち、東京都・神奈川県内での地域中核病院・クリニックを経て、現在、なごみクリニック院長。0歳のお産から100歳までの1世紀を診療するプライマリケア医師。小児科・内科・アレルギー科を標榜。
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