先輩パパとママの毎日コラム
モデルであり手芸家としても活動している楓美さんの、子どもと過ごす高松での毎日。
“一生食べ物に困らないように”という願いをこめて行う、お食い初め。朝からはりきって、お膳の支度をしました。まだミルクしか飲まない娘に食べる真似をさせた時、これからいっぱい食べて、大きく成長していくんだな..と感動しました。
お食い初めも無事おわり、離乳食はまだまだ先のことと思っていましたが、月日は流れ、あっという間に生後6ヵ月に入りました。いよいよ離乳食が始まりました。
はじめての離乳食って、どのくらいの柔らかさがよいのか、どのくらい用意すればよいかなど、不安だらけですよね。私も本を参考にしたり、先輩ママたちに聞いて毎日、試行錯誤しながら作りました。最初は、1日一回ひと匙ずつ、つぶしがゆから与えました。慣れてきたら、すりつぶした野菜を食べさせていきました。ところが、豆腐を与えた時、口に合わなかったのかご機嫌ななめになり、その日から、離乳食を見るだけで、大泣き。悩みましたが、嫌いになってしまうと困るので、1週間くらいお休みすることに。また、つぶしがゆからのスタートになりました。
離乳食のスケジュールを考えていて、どうしても豆腐を食べてもらいたかったのですが、臨機応変に対応しなきゃいけませんね。なかなか思い描いていたようにいきません。
豆腐抜きにしてからは、スムーズに食べてくれるようになりました。8ヵ月の頃から、食べる量が少なくミルクばかり飲むようになりました。
作ったものが、気に入らず器をひっくり返したり、食べてもらえない日々が続きました。何がいけないのだろうと考えてみると、私はなるべく素材の味を感じてほしいと思ったので、シンプルにお野菜や、豆腐、魚、お肉の献立にしていましたが、はじめた頃の感覚で、料理の基本の出汁を使っていなかったのです。美味しくないはずですよね。出汁を使いはじめたら、娘も機嫌よく食べてくれるようになりました。
徐々に離乳食にもなれてきたら、鰹や昆布で出汁をしっかり使うことがポイントです!
特別な日の離乳食も、娘が食べられるようにアレンジして作りました。初めての桃の節句のひなまつりは、ちらし寿司やお吸い物に挑戦。
一年の記念日は、食パンと水切りしたヨーグルトを使ったバースデーケーキを作りました。娘の喜んでいる顔をみると、頑張って作った甲斐があります。
離乳食は、子どもそれぞれの進み方があります。私の場合、試行錯誤し、悩みながらゆっくり進めていきました。娘も今ではたりないと催促するほど、もりもり食べるようになりました。あれだけ嫌いだった豆腐も、今では大好物です。
最近は一緒に食卓を囲みながら、離乳食を楽しめるようになりました。みなさんも焦らず、離乳食づくりをたのしんでください。