子育てエール!専門家による、ママパパ応援コラム

vol.31 敏感な赤ちゃんの肌の為に♪おむつ替えの時に気を付けたいこと

竹中美恵子 2017/7/3

おむつの中はとてもムレやすく、デリケートな赤ちゃんのお肌はかぶれてしまうことがあります。赤ちゃんの柔らかいお肌をきれいな状態に保ってあげるために、ママやパパは日頃からどのようなことに気をつけたらよいかをご紹介します。

赤ちゃんのおむつのムレ、かぶれ事情

おむつのムレやかぶれが起きる原因として、下記が挙げられます。

・おしっこやうんちの刺激
赤ちゃんは、おしっこをためることがうまくできない小さな膀胱のため、1日に20回近く排尿するといわれています。通気性のよいおむつを使っていても、おしっこやうんちが全くない状態を保つことはなかなか出来ないため、排泄物が長時間お尻に触れることにより、繊細なお肌はかぶれやすくなってしまうのです。

・汗によるムレ
赤ちゃんは大人に比べて、体の水分量が多いのでとにかく汗っかきです。そのため、おむつの中がムレてしまいかぶれる原因となります。

また、ムレやすいのは夏だけではなく、冬も要注意です。暖かい服装をしているとお尻まで汗ばみ、夏以上にムレてしまう事がありますので、十分に気をつけてあげましょうね。

赤ちゃんのお肌を守るにはどうすればいいの?

1. こまめにおむつを替える
おしっこやうんちをするたびに、すぐ行いましょう。

2. お尻をいつも清潔にする
柔らかいウェットティッシュやシャワー等を使って、こまめに清潔にしてあげましょう。

3. 保湿を行う
保湿をすることによりお肌の乾燥を防ぐことができ、バリア機能となる角質層が荒れないため、細菌やウイルスなどの刺激物からお肌を守ることができます。もし可能でしたら、お風呂上がりにしっかりと保湿をしてあげることを習慣にできるとよいですね。

最後に

どんなに気を付けてもお尻はかぶれてしまうことがあります。それだけおしっこやうんちがよく出ているということでもあり、赤ちゃんの成長としては喜ぶべきことなのですよ。おむつかぶれは、清潔にすることで改善されることがほとんどですが、もし治りにくいときは小児科の先生に相談するとよいでしょう。

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PROFILE 竹中美恵子 小児科医。 2000年広島大学附属高校卒業 アナウンサーになりたいと描いていた矢先に小児科医であった最愛の祖父を目の前で亡くし、医師を志す。
2009年 金沢医科大学医学部医学科卒業
以後広島市立広島市民病院小児科などで勤務。
2016年12月 女医によるファミリークリニックを開業(院長)、現在に至る。
日本小児科学会、日本周産期新生児医学会、日本小児神経学会、日本小児リウマチ学会所属
日本周産期新生児医学会認定 新生児蘇生法専門コース認定取得
小児慢性特定疾患指定医、難病指定医
2013年6月1日 広島テレビ 子育て応援団 すこやか2013 に出演
2014年 広島リビング新聞社 園児とママのための情報誌 えんじいな 「お医者さん教えて」コーナー連載
2014年より東京レインボータウンFM 「上野淳の東京☆夜会」にたびたび出演し、子供の心のトラウマ、アレルギー、子育て相談、母乳育児の大切さなどについて講話
2014年 日本助産師学会中国四国支部で特別講演の座長を務める
また小児科医として臨床を行う傍ら数々の学会発表や論文執筆に尽力している
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