子育てエール!専門家による、ママパパ応援コラム

vol.44 パパに育児に参加してもらうにはどうすればいいの?

藤東淳也 2017/12/27

うちのパパは、子どものことは可愛がってくれるけど、自分ばかり負担がかかっている気がする…。そう悩んだことがあるママは多いのではないでしょうか。パパに気持ちよく育児参加してもらうためのポイントについてお話します。

パパが育児に参加しにくい理由とは?

ママは妊娠や出産を経験することで、ママになる実感を得ることができ、ある程度時間をかけて「ママモード」に切り替えることができます。パパの場合は、そんなママの変化に追いつけないことがあるのです。赤ちゃんの世話をして何かあったらどうしよう…とか、どんどんママモードになっていくママに対して、ママは変わってしまった…。などと疎外感を感じ、なかなか育児に参加できないでいるパパも多いようです。

パパが参加しやすいように、ママが気をつけることは?

うまくいかないことがあっても、パパを強く責めたり否定したりせず、ダメ出しなどは感情的に伝えないようにしましょう。また、間違いを正す場合は、パパのプライドを傷つけないように、うまく修正してあげるように注意することも大切です。
常に、男性vs女性という形で考えるのではなく、個人の特性を尊重し、それに合わせたコミュニケーションをとるように心掛ければ、パパに対して必要以上に腹を立てることも減ってくるかもしれませんよ。

パパが育児に参加するメリットって?

ママの体調が悪いときなど、ママに代わって育児をすることができたり、パパが早くから育児に参加することで、赤ちゃんとパパの関係も良好になるでしょう。また、何より、パパとママで一緒に知恵を絞って育児に取り組んだ経験は、夫婦の共通の経験として、大きな宝物になるのではないでしょうか。

最後に

初めて出産をするママは特に、育児だけで精一杯になり、パパのことまで考えられなかったり、育児の仕方を上手に教えられずにイライラしてしまうこともあるでしょう。そんなときは思い出してください。ママが育児初心者であるのと同時に、パパも初めての経験であることを。
お互いを思いやり、工夫しながら育児を行うことで、ママにとっても、パパにとっても、大変なこの育児の経験が、いつかかけがえのない思い出になるかもしれませんよ。

おすすめ記事

謎だらけのいきものがやってきた「ハローワールドは直接言いたい。」
謎だらけのいきものがやってきた「父親だって褒められたい。」
子育てを、ちょっと素敵にする工夫「パパにお願い。ママと赤ちゃんの素敵な日常を写真に撮って!」〜前編〜
プレママ・育児ライフをもっと楽しむために!ピジョンのイベント
PROFILE 藤東淳也 東京医科大学卒業。米国カンサス大学留学後、東京医科大学講師として、婦人科内視鏡手術・がん治療に専念。2010年より広島で「産科・婦人科 藤東クリニック」を開業。専門知識と専門技術を活かし、「根治性を高め、機能温存を図り、さらに、容姿・美容の維持を図る医療」を提供するために努力しています。
カテゴリー:
キーワード:
トピック: