先輩パパとママの毎日コラム

vol.153 まいにちが宝石~365の想い出「天使が我が家にやってきた」

原 未来 2018/5/2

二人の男の子のママであり、写真家として活動する原 未来さんの、子育ての楽しい思い出。今回は「マタニティライフの過ごし方」がテーマです。

最初に長男を妊娠したときのこと。

私はまだ師匠の事務所から独立して2年くらい経ったばかりで現役バリバリでお仕事をしていました。カメラマンという職業柄、重たい機材を持って移動することは当たり前でしたし、車の運転も日常茶飯事でした。

しかし、妊娠がわかって病院で告げられたのは、重たいものを持たない 、運転してはダメ。

その他にも、コーヒーなどカフェインをとってはダメ、アルコールもダメ、ジムなど激しい運動はダメ……などなど、あげきれないくらい色々なことを伝えられました。

その当時、自分の周りには結婚していない友人のほうが多いくらいで、妊娠や赤ちゃんについての知識が全くなかったのでとてもビックリしたことを覚えています。

初めての妊娠で、分からないことだらけだった私は 伝えられたことは忠実に守らなくては!と、まずはカメラの機材を運ぶためのキャリーを買いに走り、通っていたスポーツジムを辞め、好きでよく飲んでいたコーヒーを止めてルイボスティーに変更するなどおなかの赤ちゃんを守るために色々なことを我慢し始めました。

最初の妊娠のときは修行かのごとくいろんなことを我慢するばかりでした。しかし、次男の妊娠時には知識も余裕も増え、最初とは比べものにならないくらいに楽しめたように思います。

5年後のそのときには以前にはあまりなかったノンカフェイン商品も増えたし、一人目で18kgも増えてしまった私は、妊娠中にも適度な運動が必要だということを知り、積極的に公園などに出かけたりしました。

一人目のときに仕事のとき以外は、病気療養中かのごとく寝ていたのが嘘のように、富士山の麓へ泊まりでキャンプに行ったり釣りにもよく行きました。

妊娠は病気ではないということ。何事にも慎重になっていた初産のときを悔やむくらい色々なことを楽しむことができました。

ただし 一人目も二人目も妊娠中に困ったことがありました。それはつわりです。そして私のタイプは『食べづわり』でした。もー常になにかを口にしていないと気持ちが悪くて仕方がありませんでした。

対策としては、よくある炭酸水にレモンを絞ったものをよく飲んだり、沢庵を食べたり、常に酸っぱくて口の中がさっぱりするようなものを食べていました。気持ちの悪さが解消されて、ふと我にかえるとビックリするような体重増加!出産直前には自分の靴を履くのにおなかがつかえて自分で履くことができないくらいに増大しました。

一人目のときには怖くて身体を動かすことをあまりしていなかったのですが、二人目のときにはその教訓を元に、せっせとヨガのクラスに通ったりウォーキングをしたりしていました。

初めての妊娠は分からないことだらけ。色々な本を読みあさり、そして不安な気持ちを誰にも相談できず、自分一人で抱え込んでいました。

ですが、人間一度経験を積むとなんでもできるような気がしてくるし、もともと人に甘えることが苦手なタイプだった私でも周りにも頼ったりすることができるようになりました。

長男にも頼ってちょっとしんどいときは荷物を持ってもらったり、簡単なお料理のお手伝いもたくさんしてもらいました。

まだまだ人生38年ママ歴は8年ですが、色々な経験や体験を経て、少しずつ人並みな人間になり始めてきたような気がします。それもこれも子どもたちのおかげ。日々学ばせてもらっている気持ちで子育てを楽しんでいます。

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PROFILE 原 未来 写真家。2人の男の子のママ。高校卒業後に渡米し、写真家・ホンマタカシ氏のアシスタントを経て独立。
http://miraihara.wixsite.com/work
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