先輩パパとママの毎日コラム

vol.222 新世界で、一歩一歩。「ベビーキルト」

山本彩乃 2019/1/4

写真家・山本彩乃さんが綴る、ゆったり子育てライフ。今回のテーマは「ベビーキルト」です。

お祝いで頂いた、ベビーキルト。赤ちゃんがごろんと横になってちょうど収まるサイズなので、ベビーキルトと呼ばれているそう。

カラフルで、様々な柄の布で縫われている。ひと針ひと針、丁寧に縫われていて、大人でも見ていて飽きません。

赤ちゃんは、遊ぶのと寝るのとに1日の大半を費やすので、そのときに活躍するのがキルトです。下に敷いたり、かけ布団の代わりにかけたり。 森やお花、くまや象、カタツムリなど色々な柄の布が縫われているので、その柄を指差しながらお話を作って話してあげることも。息子はじっと見て、その柄を指で触って楽しそうにしています。ほどよく綿が入っているので、ガーゼのおくるみだけだと寒そうなときにも重宝しています。

日常ではもちろんのこと、お出かけで泊まるときにも活躍しました。お盆の頃、帰省して家族や親戚たちと泊まったホテルでのこと。

大人用のかけ布団しかなく、大きいしふかふかしすぎて窒息したりしないかと心配なので、持参していたベビーキルトをかけてあげました。ちょうど良いサイズで、寝返りの激しい9ヵ月頃から1才の現在も巻き込まれにくいので助かっています。

作ってくれた作家さんに聞いた素敵なエピソード。

『実家には、私が妊娠中に母が作ったキルトのベッドカバーがあるのですが、子どもの頃からそのキルトが大好きでした。私が母のおなかにいるときに、ちくちくと作っているのを想像するのがうれしかったのかもしれません。そのベッドカバーは今も現役で、日焼けで色あせたり生地がくたっとなったりところどころ破れもあったりしますが、そんなところも含めて愛らしい存在です。キルトは経年で風合いも変わっていき愛着が生まれますし、ずっと使えるものなので大切な誕生の記念に手にしてもらえたらなあと思い制作をはじめました』

洋服はすぐにサイズアウトしてしまうし、おもちゃは飽きてしまうけれど、キルトなら、息子の成長に寄り添っていけそうだな。そのうちくたくたになって、もっと手触りも良くなっていって、相棒みたいになっていくのが楽しみでならないです。

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PROFILE 山本彩乃 写真家。広告、雑誌などで活動。2017年12月に長男、2019年6月に長女を出産。あらゆるもののもつ、輝きを写したい、という想いで日々シャッターを切っている。
https://www.yamamoto-ayano.com
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