先輩パパとママの毎日コラム
アメリカ・オレゴン州にあるアシュランドという芸術活動が盛んな美しい都市で暮らすセキアキコさんのアメリカでの子育てエピソード。今回は、マタニティ期の飲み物についてです。
コーヒーが大好きでたまらない私は、１日にコーヒーを３〜４杯飲むのも当たり前。でも妊活を始めてから、カフェインの入っていない飲み物も意識的に飲むようになりました。とは言え、私の中でコーヒーは不動の第１位！もともと紅茶やハーブティや日本茶も好きで飲んでいましたが、コーヒーに取って代わる飲み物なんて果たして存在するのか…。
カフェインレスを意識し始める前は、コーヒーは好きだけど豆に対するこだわりは実はそれほど。いつも行く普通のスーパーでコーヒー豆を買っていた私ですが、当時田舎のスーパーではデカフェコーヒーはまだまだ珍しく、デカフェコーヒーなんてアメリカのセレブが飲んでるもんだ！くらいな感覚でした（笑）。
いや、でも待てよ？いつもは素通りしてるけど図書館の近くにコーヒー豆専門店があったはず。専門店なんて私には敷居が高い感じがして躊躇していたけど、いざ入ってみたらハマってしまって！地元のコーヒー豆専門店を色々調べてみたらデカフェコーヒー豆に特にこだわっているお店を見つけたり、気がついたら自分好みの豆を探すのが新しい趣味になっていました。
ルイボスミルクティは温かくても冷たくしても美味しい
その後、約１年間の妊活を経て私もついに妊娠。この頃にはデカフェコーヒーとの付き合いもすっかり板に付いていました（普通のコーヒーもちょこちょこ飲んでました）。
ところが妊娠中、体質なのかコーヒーを飲んだあとに貧血気味になってしまうことが続きました。う〜ん…これは本格的にコーヒーに変わるものを見つけねば。
でも幸い季節は夏。麦茶が美味し〜い夏です。趣味のコーヒー豆探しを一旦休憩して、美味しい麦茶探しを始めました。おなかに赤ちゃんがいる嬉しさでルンルンなので、大好きなコーヒーを飲まないくらいどうってことありません。
そんなある日、よく行く雑貨屋さんで煮出し専用の麦茶を買いました。家に帰って早速煮ていると、台所に漂う香りが何かに似てる？飲んでみたら、ほんのり感じた苦味がコーヒーに似ていたんです！試しに濃いめに煮出してみたらコーヒーっぽさが強くなって、牛乳を入れたらカフェオレ感満載。
調子に乗ってほうじ茶にもルイボスティにも牛乳を入れてみたり、泡だてた牛乳を使ってカフェラテ風にとか。ここまで来るともう、コーヒーを「我慢している」という感覚より「なんか楽しい！」になってきてました。
友達とおしゃべりしながらのコーヒーとケーキは妊娠中の至極の味でした！
だけどたまには、友達とカフェに行ってケーキと一緒にコーヒーを飲んだりして、「ああ、やっぱりコーヒー美味しい〜！」って思ったりもするんです。普段から心がけているカフェインやコーヒー控えめ生活も結構楽しんでるし、“普通のコーヒー”を飲んだ時は幸せいっぱい。我ながら、良い付き合い方が出来たなあと思います。