息子が生後３ヵ月頃から私の手が腱鞘炎になり、次第に痛みは両手に……。仕事と育児、家事をしながら、接骨院に通う日々。息子はまだ小さいので自分で動くことができないですし、このときは泣いたら抱っこ、授乳のときも抱っこ。寝かしつけのときも抱っこ。手を休ませることは不可能で、うちの母の手を借りなければ育児は成り立ちませんでした。

私の腱鞘炎が治った頃、新居が建ち、その頃に第２子を授かりました。今度はつわりで気持ち悪い日々のスタート。空いている部屋もあったので、うちの母にいてもらう日が増えました。

すると、息子を毎日たくさん抱っこしたのが原因か……、今度はうちの母が腱鞘炎になり、私の通っていた接骨院に通うようになってしまいました。

というわけで、今度は義両親に助けを求めました。

隣町に住んでいて、たまに様子を見に寄ってくれていたのですが、私が撮影で朝早いときや帰りが遅いときに、息子の送り迎えやお世話をお願いすることになりました。

息子は、じいじばあばと会えて、一緒に遊んだりお世話してもらうのが嬉しい様子。

私のときには甘えが出て食べなかった物を食べたり、歯みがきも大きな口を開けてさせてくれたり、「ぼくできるよ！」といいところを見せたいかのように、得意げにやるときもありました。

そんな変化を見られたのはとても面白く、結果的に、みんなで子育てできていて、楽しいです。じいじばあばにも良く懐いており、２人目の出産を終えた今、息子の心の拠り所がいくつもあるのは、安心です。

じいじばあばたちは、孫に定期的に会うことで、日々いろいろなことができるようになっていく息子を感じられ、一緒に過ごす時間が楽しくて仕方がないと言ってくれています。

みんなの愛情をたっぷり感じながら、すくすく育っていって欲しいです。

PROFILE

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写真家。広告、雑誌などで活動。2017年12月に長男、2019年6月に長女を出産。あらゆるもののもつ、輝きを写したい、という想いで日々シャッターを切っている。
https://www.yamamoto-ayano.com

(制作 * エチカ)