先輩パパとママの毎日コラム

vol.267 まいにちが宝石〜365の想い出「『写真の楽しみ方』<子どもの物を写真で残す編>」

原 未来 2019/9/18

二人の男の子のママであり、写真家として活動する原 未来さんの、子育ての楽しい思い出。今回は「子どもの物の写真」がテーマです。

子どもが生まれると、自分の物だけではなく子どもの物がとっても増えます。

そして、どんどん大きくなるにつれて、物もどんどんと増えてしまい、『いつ』『どこで』『どんなふうに』我が家に来てくれた物なのか分からなくなってしまうことってあると思います。けれど、そのひとつひとつには思い出が少なからずあると思うのです。

赤ちゃんの頃に大切にしていたぬいぐるみやおもちゃ、気に入っていた入れ物……など、自分がそうであったように、どんなに両親が思い出を話してくれても、あまり思い出せないことが多いように感じます。

これは息子が赤ちゃんのときからずっと一緒のクマちゃんですが、9才になった今でも相棒のように一緒に眠ったりお風呂に入れたりしています。けれど、もうすぐ小学校高学年。きっとそろそろお部屋のどこかから見守ってくれるような存在になっていきそうな気がしています。

これだけ長い時間を共に過ごしてきた日々を親も忘れたくないし、彼にも時折思い出してもらいたい、そんな風に感じて写真に残してきました。そして、ぬいぐるみなどと一緒に撮影するとサイズ感も分かって、より成長を感じます。

こちらのサングラスもとても思い出深いもの。フリーマーケットでなぜか本人がとても気に入って購入しました。それからはしばらくの間、保育園へ行くときも、自転車の後ろでこのサングラスを掛けていました。

尊敬する方から譲って頂いたこのバスケットも、しばらくの間はおもちゃを入れてよく運んでいました。この頃はバスケットと同じくらいの大きさだったので、バスケットを持っているのかバスケットに持たれているのか……というくらいでした。今ではかなり大きくなってしまったので、写真を撮っておいて本当によかったなあとつくづく思います。

そんな写真に残しておかなかったらきっと忘れてしまっていたような小さな出来事ですが、こうやって写真が残ることで後から振り返ってみても、鮮明に当時の様子が思い出されます。

“形あるものはいつか消えてしまうときがくる”とはよく言いますが、写真と思い出はずっと残ってくれます。こんな風に子どもと共に側にあった物も一緒に写真に残しておくととてもいいと思います。

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PROFILE 原 未来 写真家。2人の男の子のママ。高校卒業後に渡米し、写真家・ホンマタカシ氏のアシスタントを経て独立。
http://miraihara.wixsite.com/work
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