京都の海の町・久美浜で暮らす後藤さん一家。父と母と息子・季之介くんの3人暮らしに新しい家族が増えました。父・孝文さんに聞く「二人目の妊娠」のはなし。
もともと妻とは「子ども二人は欲しいね」と話していた。僕も妻も兄弟がいたからごく自然な流れである。我が家の計画は、世間一般で育てやすいと言われている(?)2学年差で産むことだった。
一人目の季之介を妊娠したときは、少し時間がかかったので、二人目を妊娠したのがわかったときは本当にありがたいと思った。
ただ、ホッとしたのも束の間で、お約束のつわり期がやってきた。こちらも季之介の妊娠時は、妻は本当に食べられず、入院や点滴に通ったりもしてかなり辛そうだった。僕もその様子を見るのははじめてだったから、どう声をかけたりサポートしたらいいのかであたふたしていた。
しかも今回は季之介もいる状態での妊娠だから、前回の妊娠時とはまた違う状況だった。どうなることやら……と思いつつ、やるしかない!と腹をくくった(ような気がする)。
つわりは季之介のときほどひどくはなかったようだけど、そうは言っても辛そうだった。がんばって仕事には行ってたけど、家にいる間はほぼ横になってないとだめな感じだった。
僕でも家事はいくらでもできるけど、季之介と遊んだり寝かせつけたりするときは「母ちゃんがいい!」って泣かれたりして大変かもなぁ……でも僕がやらねばなあ……じいちゃんばあちゃんヘルプ……!などと思っていた(妊娠時、季之介は1才3ヵ月)。
元々僕の両親とはほぼ同居みたいな感じだったから、ごはんの用意は本当に助けてもらえた。季之介も、母ちゃんの姿が見えなければ特にさびしくなったりしないようで、終始ご機嫌で過ごしてくれた。なんとできた子だこと……。
そんな家族の協力もあって、つわり期は無事終わり、おなかの子も順調に大きくなっていった。
どうやら二人目の子は女の子らしい。一人目が男の子だったから、次はやっぱり女の子がいいなあとぼんやり思ってたけど、それが現実になり正直「ホッ」とした。
季之介もお母さんのおなかの中に赤ちゃんがいることは認識しているようで、おなかをさすったり耳を当てたりして「赤ちゃ〜ん」と早くも可愛がってる様子だった。頼もしいぞ、お兄ちゃん!
そんなこんなで順調に進み、まもなく出産の日をむかえるのであった。
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