子育てエール!専門家による、ママパパ応援コラム
いよいよ出産予定日!でも予定日を過ぎてもなかなか陣痛が来ないと、どうして?と不安な気持ちになる方も多いのではないでしょうか。今回は、陣痛が来ない原因と、陣痛を促すための方法をご紹介します。
予定日を過ぎても陣痛が来ない原因とは?
最も多い原因は、妊娠初期の週数にズレがあり予定日そのものが間違っているということです。
その他に、初めてのお産であることや遺伝的な要素などが可能性として挙げられますが、明確な原因は分かっておりません。
実は出産予定日通りに出産している方は少なく、ほとんどの方は予定日前や予定日後に出産しています。40週以降での出産は約40%を占めており、珍しいことではありません。
ただし、お腹の中にいる期間が長くなるほど赤ちゃんが大きくなりすぎてしまったり、胎盤の機能が落ちてきてしまうため、ママと赤ちゃん両方にとってリスクになることが考えられます。そのため、42週を越える過期妊娠には至らないように、病院で治療が行われることが多くなっています。
陣痛を促すためには?
予定日が過ぎてからは、陣痛が始まっていなくても子宮の出口の準備は整っているか、お腹の赤ちゃんは元気でいるかなどを病院で見てもらいながら、ご自身では軽いウォーキングや、安定した物につかまりながらスクワットなどをして、無理のない範囲で身体を動かしてみるとよいでしょう。
また、あらかじめバースプランなど、出産方法に関して希望しているものがある方も多いと思いますが、その中でも「できるだけ医療に頼らず自然に出産したい」と強く希望している方は、予定日を過ぎても陣痛が来ない場合にはその考えを改めていただいた方がよいでしょう。
ママと赤ちゃんが安全に出産を終えるためにはどうしたらよいのかを、病院の先生や助産師さんとよく話し合い、その人に合った方法を見つけることが大切です。
最後に
陣痛のスタートは、ママと赤ちゃんの準備が整ったときに起きるとされています。通院をしてしっかり管理してもらいながら、予定日が過ぎても焦らずに、心と体調を整えてお過ごしくださいね。